今日は札幌で講演会
農家のスムーズな代替わりとその実例の農家さんの講演でした。参加者は農家の人が多く、軽種馬は三嶋さんとキタジョさんとウチの三社だけです。全体で50社位参加してたかなあ。

講演会最初の演目は「スムーズな代替わり」。相続税、贈与税の話が中心でまとめると「社長が死んでいきなり代替わりはあかんぞ。徐々に移してけ」でした。生前贈与は父母それぞれ2500万、合わせて5000万までが非課税だかなんだか、年間110万以下の暦年贈与は非課税という話。暦年贈与は日が暮れるなあ。相続税は3000万以下なら非課税なんだっけ?母ちゃん?見てるかなブロマガ。一括贈与で税金猶予(贈与側が死ぬまで)の税制もあるけど、デメリットとして離農できなかったり縛りが多いという話。眠くなる話だが大事なら事です。

後半は実例の農家さんがお話してくれました。
先代から血縁なしで社長に任命された人です。来年、その人もまた血縁のない社員に社長を譲るようです。企業名に名字が入っていないとそのあたりはスムーズな気がする。先代から譲り受けたのは社長が有能というわけではなく先代がただ退職金が欲しかっただけですと言い切ってました。先代に感謝しつつも土地やらなんやらをスムーズに譲り受けてもらえなかった事が大変だったようで、これだけはしたらあかんぞというしくじり先生のような内容でした。話術はそこまでなかったな。

最近はこういう講演会に参加しています。なぜなら、馬だけで勝負しても大手には勝てないからです。90%をセリを頼りにしている藤沢牧場とエバグリーンはただただ配合を考えて生産してエイヤーの勝負は分が悪いと思ってます。だから、中期育成とコンサイナー部門をマーケティング力でユニークな存在にしていく。

将来、中期育成100頭を集めるのが目標。
その中で選抜してどのセリにするのか、庭で売るのか、自己馬にするのか、預託なのか、色々選択していきたい。

いつになるやら

おわり