今年位暑いといつもの調子で仕上げていくと馬がコタコタになっていたかも。
放牧地は硬く蹄は割れてしまうし、日差しは強く日焼けしてしまう。無理やり放牧するのではなく、舎飼にする勇気。そして、運動させない勇気。この2点が焦点だったと思う。汗をかくから馬着は止めたしね。手入れもそうだけど、馬が嫌がるようであれば別なアプローチで攻めるといい。キレイにしたいから手入れをするのではなく、10分/頭のコミュニケーションツールとして考えると嫌がるまではやってはいけないとおもうのよね。馬着も着せておけば育成場でひとつ馴致が楽になるけど、汗をかくようなら着せなくていい。やらない勇気。

運動もさせないと不安になるけど、馬がばてるようなら、無理にやらせなくていい。体調管理がメインでソフトな仕上げは常に心掛けていきたいわ。実際、ほとんど曳運動はできなかった。1頭あたり10~20分くらいかなあ。来年もこの気候がつづくようなら、始業時間を3時にして、運動をしてから朝飼をたべさせるような工夫があってもいいかも。気候と馬の質にあわせて、僕らもフレキシブルに対応していかなければならんわ。

セリが活況だったのもあってなんとか売れたけど、仕上げにはそれなりに満足しています。
新人2名に経験積ませることができたし、忙しかったけど終わってみればいいセリだった。