9月15日から18日にかけて幕張メッセで開催された『東京ゲームショウ2016』。バンダイナムコエンターテインメントブースでは9月15日、ホビー・ゲーム・テレビアニメ・雑誌でこの秋から展開するクロスメディアプロジェクト『デジモンユニバース アプリモンスターズ』の参加各社によるお披露目イベント『スタート直前!このブームに乗り遅れるな!アプモンプロジェクトステージ』が開催。参加各社から今後の展開に関する発表が相次ぎました。
10月1日から放送開始となるテレビアニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』(以下『アプモン』)は、1999年から放映された『デジモン』シリーズの系譜を継ぐ新シリーズ。読書好きの少年ハルと検索アプリのモンスター・ガッチモンの凸凹コンビが“バディ”となり、ネットと現実世界を舞台に活躍します。
イベントでは、玩具開発を担当するバンダイ、テレビアニメの制作を担当する東映アニメーション、ゲーム開発を担当するバンダイナムコエンターテインメント、コミカライズを担当する集英社からそれぞれキーパーソンが登壇。今後の展開についてプレゼンしました。ゲストには、お笑い芸人・歌手のAMEMIYAさんが登場。「アツいアプモン、はじめました」と一節歌い、『アプモン』について「AMEMIYAをブッキングするところがアツいですよ」と、その“アツさ”を強調します。
玩具は10月8日から発売
バンダイ ボーイズトイ事業部 企画第三チームの齋藤洋太氏から、おもちゃ関連の展開が発表されました。人工知能(AI)を備えたアプリ生命体の“アプモン”は、現実世界では“アプモンチップ”というチップの形態で存在。このチップと“アプリドライヴ”と呼ばれるデバイスを組み合わせると、“アプモン”が実体化(アプリアライズ)します。2枚の“アプモンチップ”の組み合わせ次第では合体(アプ合体)が発動し、新しい“アプモン”に進化させることができます。
この“アプモンチップ”と“アプリドライヴ”が10月8日に発売。“アプモンチップ”は今後、ゲームやグッズ、トレーディングカードゲーム、『くじガシャポン』などと連動していくそうです。
アニメは10月1日から放送開始
東映アニメーション 企画製作本部 テレビ企画部 プロデューサーの永富大地氏は、テレビアニメの展開を発表。テレビアニメは、10月1日(土)の朝7時からテレビ東京系6局ネットで放送を開始します。永富氏は「自信のある第1話が作れた。早く1話を見てほしい」と、その出来に自信をのぞかせます。
声のメインキャストでは主人公の新海ハル役の内山夕実さん、ガッチモン役の菊池こころさんに加えて、“アプリドライヴ”役として高木渉さんを発表。“アプリドライヴ”がしゃべることが明らかになりました。バンダイから発売されるおもちゃも同様に声を発するそうです。
12月1日発売のゲームは先行無料配信版をニンテンドーeショップで配信中
続いてバンダイナムコエンターテインメント CS事業部 第3制作宣伝部 プロデューサーの新野範聰氏が、ゲームでの展開を発表します。ゲームではプレイヤーが主人公になり、テレビアニメでハルのバディとなるガッチモンではなく、オンラインゲームアプリの“オンモン”とバディを組むとのこと。ゲーム内容は、“アプモン”を集めて育てて冒険するデッキバトルRPG。仲間とつながって力を借りる“アプリンク”、特定の“アプモン”を組み合わせて進化させる“アプ合体”も楽しめます。
ゲームは12月1日、ニンテンドー3DSソフトとして5700円(税別)で発売。9月21日から、『ニンテンドーeショップ』で無料配信版『デジモンユニバース アプリモンスターズ-サイバーアリーナ-』が先行配信されます。プレイ回数に制限はなく、セーブデータは引き継ぎできるそうなので、発売前にまず遊んでみては。イベントでは、ゲーム発売時の数量限定生産封入特典として、スーパーレア仕様の“ガッチモン”の“アプモンチップ”、今冬稼働を開始する『データカードダス』で使えるスーパーレア“ドガッチモン”カード、カードゲームで利用できるスペシャルカード3枚セットが発表されました。
9月21日発売の『Vジャンプ』からコミカライズ展開を開始
集英社 Vジャンプ編集部の内田太樹氏は、コミカライズ展開について発表。9月21日発売の『Vジャンプ』で『アプリモンスターズ』の連載がスタートします。9月21日発売号では新聞、トレーディングカード、“アプモンチップ”の3種類の付録を用意しているとのこと。
10月1日発売の『最強ジャンプ』でも、“アプモン”を主人公にした漫画『アプリモンスターズ アプモン学園!!』の連載がスタートします。
AMEMIYAさん熱唱『アプモンのゲームはじめました』
イベントの最後には、AMEMIYAさんが持ちネタの『冷やし中華はじめました』の曲に『アプモン』への期待を込めた歌詞をのせた『アプモンのゲームはじめました』を熱唱。「嫁とのバトルは勝ったことないけど」など私生活に関する自虐ネタを交えつつも、「アプリドライヴを手にアプモンチップを集め」「アプモンを育てて最強のデッキ作ってやる」と、『アプモン』の世界観を見事に表現した職人芸を見せました。
『アプモン』の人気に「完全にのっかっていきます」とコメントしたAMEMIYAさん。自身の名前とネタにちなんで「冷やし中華のアプリのモンスター、アメモンを作ることもご検討ください」とアピールしていましたが、その願いは聞き届けられるのでしょうか。
アプリモンスターズ:アプモン | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
http://appmon-game.bn-ent.net/