【8/15 わくわく荘放送】緊急特集 ほんとうは怖いわくわく荘

あなたは、知っていましたか？

国内某所にあるという、ゲーム実況者たちが集まるアパート『わくわく荘』

一見賑やかにみえるこのわくわく荘にも、隠された恐怖が存在しているのです。

蒸し暑い夏の夜に、白日のもとに明かされようとしている禁断のエピソード。

今から語られる話は、すべて紛れも無い真実なのです。

そして今週末に行われる放送で、あなたもその真実の目撃者となるのです。

長いんで話は端折りますが、アタシが仕事終わりにタクシーでもって帰ろうとしたならば

仲の良い人で、当時歌い手のYさんという方なんだけど
「課長、一緒に帰りません？」って言うんですよ。

「ええけど、うん」

てのは、アタシ家が新木場の方なんですよ。実家がね。

でー、向こうのホテルが南船橋の方かなんかですから「ええよー」ってんで

高速湾岸線をデァーーッと走ってたんですよ。窓開けっぱなし、深夜ですよ。

前にも後ろにも車がいないんだ。

デァーーーーーーーーーーーーーっ

で、この歌い手があれこれ言うんだ、どうやって何食った何が美味いとか言ってんですよ。

で、デァーーーーっと走ってたらそうだなあ
あのーちょうど新木場あたりだかどっかだか知らないけど

大きな建物が見えたんですよ、こう、ポーンと、大きいやつが。

相変わらず横で喋ってるんだ、ね、唐揚げはどうやって食うと美味いとか言ってんですよ
一生懸命。

バカなこと言ってんなと思ったけど「そうね」って、ま好きなひとだから。気は合うしね。

で、フッとみたら、見えたんだけど形が違うんですよ。距離は結構あるんですよ？

何を見たかって言うと文字が見えるの、こうやって。英語の。見えるんですよ。真っ暗よ？

なのに黄色だかオレンジ色だかの文字が浮かんでるんですよ、こう、フゥーーーーーって。

浮かんでるんですよ。

外みて「うわ、新木場STUDIO COASTだ」と思ったの。

錯覚かもしれないですよ、車どんどん行くんです、デァーーーーーー高速で走ってくんです。

後にも前にも車はいない。それで僕ら冷房が苦手なもんだから窓開けっ放し、音うるさいんだ

バァーーーーーーーーーーー

だんだん近づいたら、はっきりと白い壁にオレンジ色の文字で新木場Studio Coastですよ。

んでウチついたんで、どうもおつかれさーん、どもーおやすみー、ありがとー。ね。

降りたんだけど肩がおもーいんですよなんだーかしらんけど。肩が。

んで、なんとなく２階上がってみたらウチの相方のMが寝てたんで

なんか寝れる気持ちじゃないから下に降りてきてね
洋間があるんでそこのソファーに横になってたんですよ。

ヴァーーーーーーーーンって。

で、なんか眠くないんですよ。したら、ミッシ、ミッシ、ミッシ、ミッシ音がして
バーンってドアが開いた。

ヒョイっとみたらウチの相方のMですよ。
だいたいモリくんなんてのはね早起きはしないんだ。うん。

でアタシの顔見てさ「アンタ次のわくフェスは？」ってんですよ。

んん？

「次のわくフェスいつなのー？」っていうから「12月26日の土曜日よ、なんやね」ったら

「ほら、チケットいつ買えるのよ」っての。

「知らんがなーそんなの」って言ったの。

日が上がってさ、朝になったら昨日一緒にタクシー乗った歌い手から電話が来たんですよ、
Yさんから。

「課長さー、昨日、言うの悪いと思って俺言わへんかったんやけどさ」

「なんやねん」

「俺言わへんかったんやけど、気配があって、多分そろそろチケット先行あるで」

そんな話だったのね。

Yとの電話のあとにまた電話が鳴ったんで取ったんですよ。

プルルル、プルルルルルル

電話を取ったらば、相手は大家さんって方でもって、わくわく荘の大家さんなんですよ。

「課長、今度ねえ、またわくフェスやるんだけど出てくれないかなあ」ってんですよ。

新木場STUDIO COASTでやるんですよ。

「うん、ええよええよ」

大変評判がいいんですよこのイベントってのは。いろんなゲーム実況者さんが出るんですよ。

「でさー、今週末のわくわく荘でチケット先行情報あるからさあ、よろしくねえ」

アタシそこで初めて聞いたんですよね。

どーやら、今週末、日付でもって言えば8月15日のわくわく荘ですよ。
わくフェスのチケットの先行情報。

Yさんの言ったとおりなんですよ。おい、うそだろーと思いましたよねえ。

どうして、Yさんはチケット先行情報のこと知ってたんでしょうねえ。

あるんですよ今週末。チケット先行情報がどうやら本当にあるらしい。

信じられないって方もいるかもしれませんけどねえ。

たまーに、こういうこと出くわしてしまうんですよねえ。

どうやら我々が生活しているすぐ側に
普段顔は出さないんだけれども何かの瞬間にフッとあらわれる

異次元の世界ってのは多分、存在してるんじゃないですかねえ。

ニコニコのですねえ、ゲーム実況者をあつめて色々やるっていう番組があったんですよねえ。

アタシ、出演したんですよ。でーそのー、場所もですね「わくわく荘」っていうアパートでお願いしますって言うんですよねえ。春頃でしたよ。

で、本番前にデレクターがですね
「せらさん、今度のわくフェスも出演なさるんですよね？」って言うんですよ。

「いやいやアンタ、そんな簡単にね？イベントなんか出れるもんじゃないよ」ってんですが

なんかそういったものを期待してるんですね。
でゲームやりながら実況者がワーなんてなってるとこ見せたいとか

そういった話らしいんですよ。

でー、わくわく荘は一応公式放送ですから、なんかもの考えながら、
いやーあっちだこっちだやって、フッと放送前でもって

「スケッチブックでも買いに行こうか」

というのもですね、アタシ言われてるうちにできるものならば、本当にそういう場所でもってイベント出たいなと思ったんですよ。広い場所でね。

そうしたらば、いざイベントに出ることになったときに一体自分は何ができるだろう。
そう思ったんですよ。

そしたらスタジオの入り口じゃあないんですが、座って絵を描けそうなですねえ、
すこーしスペースがあったんですよ。

夜中ですよねえ、雨がこう、細かいのがサァーーーーーーーーっと降ってんですよ、霧雨が。

静かなもんでしたよ。そらあもう季節が季節でしたからね。
で、本番までそこで絵を描いてようと。

雨がもうどんどんどんどん強くなってきて
サァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと降ってんです。

デレクターが「せらさん、そろそろ本番ですよ、ね、行きましょう？」っていうから

「何言ってんだよ、まだこれからだ」だんだんアタシもペンがノってきましたからね。
いい似顔絵でも描いてイベント呼ばれようとか考えてたんですよ。

そしてしばらくツゥーーーーーーーーーーっと絵を描いてたんですよ。

これ絶対そうだなと思うのが、毎回そうなんですけどね色んな現場いくとあるんですが

絵ってのは描いていくとねえ、どんどんイメージが膨らむんですよ。
どんどんどんどん膨らんでいく。

そうしたらば突然グワッとヒラメキが走りましてね、アタシ、手元のスケッチブックにひたすら色んな人の似顔絵を描いたんですよ。

バァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ！！！

殴り描いていったんですよ。

だいたいねスケッチブック１冊あたり15ページが20ページくらいかもしれませんね
バァーーーーーーーーーって

バリバリ！っとこう紙とか破っていくわけですよ浮かんだ顔をカァーーーーーって描いてって

ペンをブワーーーーーーってバリバリバリー！そんでもって空中にビシャーーーーーーーってやったんですよねえ。

そしたら周りが一瞬白くなりますよねえ？自分も怖かったんですよブワァーーーーーーって。

側にいたデレクターが「せらさん、これ、洒落になりませんよねえ、これ洒落になりませんよねえ」って汗ビトーってかいてるんですよ。女性スタッフなんてもう泣いてるんですよねえ。もう他はだまーーって震えてるんですよ。

さすがに落ち着きまして、一息ついて

「じゃあ描いていった似顔絵でも見てみようか」と１枚１枚見てったんです。

何枚かはわくわく荘のメンバーですよ。あと何枚か勢いで描いた似顔絵がですねえ
そこにはいなかったゲーム実況者なんですよ。

それを見たデレクターが
「せらさん、これすごいですねえ、これすごいですよねえ」って言うんですよ。

聞いたならば、アタシがその時突然のヒラメキで描いた似顔絵がすべて
12月26日土曜に新木場STUDIO COASTで行われるわくフェスの出演予定者だったんですよ。

なんでアタシは
知らされてもいない次回のわくフェスの出演者を当てることができたんでしょうねえ。

決定した出演者の一部を「出演者第一弾」として15日のわくわく荘で発表するらしいですよ。

でも気になることが、ひとつだけ、あるとするならば

自分のその時描いた似顔絵に、自分の似顔絵がなかったんですよねえ。

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8月15日のわくわく荘では
・わくフェスのチケット先行販売情報の発表
・わくフェスの出演者発表　第一弾
が公開されますので、おたのしみに！( ・∀・)