熱く、暑い。
 ダービーウイークの追い切り日を迎えた。心なしか、やはりいつもとは雰囲気が違う。会見に呼ばれた池江師も「毎年この時期が近づくとドキドキワクワクする」と口にしていた。
 トレセンのテンションと同様に、気温もグングンと上昇している。栗東も30度を超えたとか。朝一番だけは少し肌寒いが、調教が終わるころには寒がりの僕でさえ汗をかくほどだった。坂路のウッドチップも、踏むとパキパキと音がするほど乾いており、時計がかかる一因となったようだ。
 帰り際に珍しい雲を見つけた。おそらく飛行機雲だろうが、真っ青な空を突き抜けるようなラインを描いていた。何かの予兆なのか? 僕の貧困な発想力では「直線一気」ぐらいしか連想できなかったが…。【太田尚樹】

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何かの予兆?(撮影・太田尚樹)