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「英国でスピルバーグと北村宏」
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「英国でスピルバーグと北村宏」

2015-06-10 16:16
    強烈な西日を浴びるウォーレンヒル(最も有名な坂路調教コース)。9日夜、ニューマーケットに到着し、宿泊先にチェックインしてから、まずはここに来ました(※安藤裕氏のコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」に詳しく書いてあります)。午後9時になっても、まだ陽は落ちません。

     ヒースロー到着前のブリティッシュエアウェイズ機内では「ロンドンの気温は30度」というアナウンスがありましたが、結構肌寒い感じでセーターを持ってきて良かった~。コーヒーがおいしいです。

     10日朝、午前5時(日本時間午後1時)からスピルバーグとスーパームーンがアルバハスリコース(オールウエザー)で併せ馬。レース1週前の大事な調整です。厩舎スタッフ以外、記者は自分だけ。一緒に林の奥から現れ、軽快に上がってくる2頭の動きを見守りました。

     自分はニューマーケットに来るのは3度目ですが、日本馬をここで見るのは初めて。ぶっちゃけ、感動しました。スピルバーグの背中には“北村宏”です。天皇賞・秋をともに制したパートナーの気になる感触は…、

     「(スピルバーグは)良かったよ。いい雰囲気でした。気分よく走っていて、いい併せ馬ができました。順調にきていると思います。スーパームーンもいいですね」。

     わざわざ駆けつけた北村宏騎手、また急いで帰国の途につきました。今週末、彼は日本で競馬に騎乗なんです。寡黙な人ですが、こういう一生懸命なところが魅力です。

     ヒューヒューと風が吹き、遠くを走る車の音、鳥の鳴き声が静かに聞こえてきます。調教コースから厩舎への帰り道、車を止めて横断歩道を渡るニューマーケットの風景。ここにスピルバーグと北村宏がいます。【木南友輔】
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    6月9日、午後9時のニューマーケット。ウォーレンヒルの頂上付近から街を見下ろす
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    10日、アルバハスリコースで併せ馬を行うスピルバーグ(右)とスーパームーン
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