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今週の中山メーンは秋のG1第1弾スプリンターズS(芝1200メートル、10月4日)。
ベルカント(牝4、角田)は重賞を連勝し、夏の短距離王の座を勝ち取った。アイビスSDから北九州記念は中2週。前走後は気持ちをリフレッシュさせるために、短期放牧に出て調整した。「精神的にもリラックスしていい状態。調教をやったら疲れてくるのが、この馬は良くなっている。牡馬でもあれだけやったらこたえるのが、カイバも上がるわけではないし、この馬は精神的に強い」と角田師。1週前追い切りも、坂路で4ハロン52秒9-11秒8と抜群の動きを披露した。まさに充実一途だ。
8月23日、北九州記念を制したベルカントと武豊騎手(撮影・今浪浩三)
気のきついタイプだけに、精神的な成長が大きい。「落ち着きがだいぶ出てきている。レース前もイレ込むしぐさがあったのが、ゲート裏でもだんだんおとなしくなっているので」と白坂助手。前走490キロの雄大な馬体は、スプリント女王へ着実に近づいている。