Vol.224
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          『そこそこ週刊・畠山理仁』

          ゴーストライターと呼ばれて

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●文章作成技術者としてのゴーストライター
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 自分の名前が背表紙の一番大きなところに書いてある本は、『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』(集英社)が3冊目だ。
 最初に自分の名前がバーンと表に出た1冊目は『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社)。2冊目は『領土問題、私はこう考える!』(集英社)だった。
 それまでにも単行本のお手伝いをしたことはあった。しかし、自分の名前は本の奥付(本の最終頁にある、著者名などが書いてある場所)など、よくよく見ないと気づかないような目立たない場所に記されることがほとんどだった。自分の名前が世に出るものとしては、雑誌の署名原稿や共著本が中心だった。
 別にそのことに不満はない。どの仕事相手も私のことを尊重してくれて、小さくてもクレジットを入れてくれたからだ。