『そこそこ週刊・畠山理仁』
No.104
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
飯舘村の秋の香り
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●「アケビの味は他のものでは出せない味なんだ」
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福島県相馬郡飯舘村にも実りの秋がきた。
今、筆者は飯舘村から避難を余儀なくされた皆さんからお話をうかがっている。つい先日も飯舘村から避難している方々の避難先にお邪魔した。筆者がその合間に仮設住宅集会所前で休憩していると、休憩所のテーブルに「ドン」と段ボール箱いっぱいのアケビが置かれた。
なつかしいなあ、と眺めていると、先にベンチに座っていた60代の男性が筆者に声をかけてくれた。
「これなんだかわかる? アケビだよ。よかったら食べてみな。あんまいから」
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