No.066
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           そこそこ週刊・畠山理仁

       書籍はこうして作られる。缶詰生活の日々

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●経費節減の波
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「ぷらっとこだま、って御存知ですか?」

 書籍の担当編集者H氏からそんな言葉を聞いたのは昨年10月上旬のことだ。当時の私は領土問題に関する単行本の締切を間近に控え、忙しい毎日を送っていた。正直、一分一秒でも時間は惜しい。締め切り間近に設定された大阪への取材には、当然、新幹線・のぞみで行くものだとばかり思っていた。

「経費節減の折、実は深夜バスで行っていただくことも考えたんですよ」