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今こそ望まれる「情の政治家」
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今こそ望まれる「情の政治家」

2012-11-16 08:30

     ここ数年の政治を見ていると政治家にとって、マニフェストなんてどうでもよく、票田によって決まるのが常、で安倍晋三首相(当時)の時は、例えば明治神宮にある神社本庁を中心とした日本会議だったりする。日本会議のメンバーには保守系議員がずらりと名を連ねていた。安倍総裁もそのうちの一人だった。
     つまり、政局や政治家の動きを見る時は「票田」を見るとわかりやすい。

    数年前を振り返って頂きたい。参院選の時、僕は週刊朝日編集部にいた。なので、少し当落予想をお手伝いしたのだが、当時ポイントとなる選挙区は岡山だった。現役の参院幹事長の片山虎之助氏が新人の姫井由美子現参議院員に敗れるかどうか、が焦点の一つとなっていた。結果、「姫の虎退治」が成功した訳で、その後僕も姫井議員と二回くらい少人数で飲んだ事がある。
     話がそれるが、その時なぜか、元マフィアと名のる人物がいて、「脇が甘いなあ」と思ったものである。その人は背中にタトゥーとかではない、いわゆる刺青が入っていた。刺青を否定しているのではなく怪しげな人が政治家には群がってくるのだなあという事を言いたかったわけで、彼女は案の定、男性スキャンダルで失速していくのであるが。

     つまり、民主党政権奪取は票田が浮動票であり、姫井議員の場合もそうで、「自民党政治はもう飽き飽きした。民主党なら何かやってくれるだろう」という「雰囲気」が日本全体を覆っていた。ある種、熱気のようなものに包まれていた。
     それがつい数年前の事だ。が、今はどうだ。これをお読みの読者のほとんどがこう思っているはずである。
    「自民党に戻るも嫌だけど、期待した民主党は自民党の焼き増し。そうなると第三極しかない。その第三極も何だかよくわからない」

     
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