ハックルベリーに会いに行く
我々は差別者である(2,085字)
今日はちょっとモヤモヤしているので連載は休みにし、今思っていることを書きたい。それは「差別」についてである。
感染症の興味深いところは、被害者が同時に加害者になるというところだ。守るべき対象が、忌むべき対象にもなる。そういう矛盾を内包している。
これはしばしばゾンビ映画の主題にもなる。愛する人がゾンビになってしまった。そして、自分を殺しに来る。それに対して、どのような行動を取ればいいのか? Netflixにある『カーゴ/Cargo』という映画は、まさにそれがテーマだ。
ところで、長野県佐久市の市長が、東京から軽井沢に避難してきた人たちに苦言を呈していた。「東京の住人が軽井沢に来ることで、こちらの住人の感染リスクが高まる。『外出の自粛』というのは、東京の家に閉じこもっていろという意味で、軽井沢に非難しろということではない」というような趣旨の発言をしていた。
それに対し、批判をする人もいたが、
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