ハックルベリーに会いに行く
知らないと損をする世界の裏ルール:その6「働いたら負け」(1,790字)
「働いたら負け」というのは、2004年にテレビのワイドショーでニートの特集をしたときに、そこでインタビューを受けたニートが発した言葉である(正確には「働いたら負けかなと思っている)。それが2ちゃんねるで大変にバズり、一種のミームともなった。なんとWikipediaのページもあるほどだ。
なぜこれが流行ったかというと、2004年当時、この言葉を発したニートがとてもではないが「勝ち(幸せそう)」には見えなかったので、「負け惜しみを言っている」と嘲笑の対象になったのだ。
一方で、この頃の2ちゃんねるではニートに対する風当たりが強かった。それは、2ちゃんねるに集う人々は必ずしも社会の勝者ではなく、働いてこそいるものの安月給に苦しむ人が多かったからだ。そういう人々が、「自分はあいつらよりはまし」と、格好の攻撃対象としていたのである。
ただし、そうはいっても2ちゃんねらーも
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