ハックルベリーに会いに行く
生きるとは何か?:その22(1,694字)
「野蛮人」という言葉がある。しかし今は、使う人がほとんどいない。
なぜなら、一種の差別用語だからだ。この言葉は、そもそもは文明未開の地で原始的な暮らしをしている人たちのことを指していた。そこから転じて、たとえ文明人であっても、粗野で横暴な人を野蛮人というようになった。いずれにしろ、差別的な意味合いが大きい。
ところで、その昔『野蛮人のように』という薬師丸ひろ子主演の映画があった。1985年の公開で、その年の興行成績2位を獲得した。
また、ぼくが最も好きな歌の一つに『情報時代の野蛮人』というものがある。元ザ・ブルーハーツ(現ザ・クロマニヨンズ)のメンバー・真島昌利(マーシー)の歌で、1992年に発売された彼のソロアルバム『RAW LIFE』に収録されていた。
ぼくは、薬師丸ひろ子もマーシーもとても好きなのだが、両者とも野蛮人と
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