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信用が担保されれば、取引は活性化する。そして取引が活性化すれば、経済は伸張し、人間ひとりひとりの生活レベルが向上する。
そのためコンピューター(とインターネット)は、人々の信用を担保するよう進化してきた。その結果、取引は見事に活性化し、経済は全世界的に一段と拡大したのだ。
しかし、その伸張はここに来て足踏みしている。なぜかというと、そのネットワークの規模が国家レベルにまで拡大したからだ。そうして、国家という既存の枠組みに突き当たった。そこに抵抗が生まれ、拡大のスピードが鈍化したのだ。
去年、いわゆるGAFAはどこも売上げを落とした。それは、コロナで業績が急拡大したことの反動が一番の理由だと考えられている。
しかしぼくは、もう一つの理由の方が、実は大きいと思っている。その「もう一つの理由」とは、GAFAの拡大が国家の壁に突き当たったということだ。つまり、国家に邪魔をされ、これ以上人々の信用を
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