岩崎夏海さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
[質問]
岩崎さんは『シン・仮面ライダー』をご覧になったとお聞きしました。よろしければご感想をお聞かせください。
[回答]
ぼくは非常に楽しみました。「つまらなかった」と言っている人もいるようですが、そういう人は、この作品に映画としてのありきたりなフォーマット――例えばドラマ性や背景の描き込みなど――を求めていたようです。
ぼくは、むしろそういうものは見飽きているし、なんなら最近では嫌気が差すようにもなっていたので、なかったことが逆に楽しめた要因となりました。
その他に良かったところは、まずは独特の台詞回しです。これは、歌舞伎などの伝統芸能を見ているようで楽しめました。庵野作品の脚本はいつも過剰なまでの説明台詞で、ある種「説明台詞の様式美」みたいなものを追求しているともいえるのですが、ぼくはそれが好きなのです。ですから、本郷猛と一文字隼人の会話などは、ずっと聞いていられると思いました。緑川
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
がんばります!
Post