岩崎夏海さん のコメント
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「スリング・ブレイド」は不思議な映画である。アメリカ映画なのだが、アメリカ映画というと普通は、知っている監督が撮っており、知っている俳優が出ている。そういう作品しか、宣伝されないし、レンタルビデオ店の棚の目立つところにも並ばない。 ところが、この「スリング・ブレイド」は違った。知らない監督が撮っており、知らない俳優が出ている。というより、ビリー・ボブ・ソーントンという人の脚色・監督・主演なのである。ぼくはこの人を全く知らなかった。 それでいながら、レンタルビデオ店の棚の目立つところに置かれていた。それで知ったのだ。そこに置かれていた理由は、この映画が1996年のアカデミー賞・脚色賞を受賞したからだった。それで、全米の注目を集め、日本でも話題になった。 ちなみに、アメリカでは「脚本」と「脚色」との意味を分けている。 「脚本」とは原作のないオリジナルの作品で、「脚色」とは原作があり、それを映画用に書き
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
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