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岩崎夏海さん のコメント

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岩崎夏海
>>3
ご意見、なるほどと思いました。
確かにぼく自身、必ずしも自分の提唱するメソッドに乗っかるだけではなく、それを超えたあやふやでぼんやりしたところで生きているところもあります。
そういう部分も、週1くらいのペースでこれから書いていきたいと思います。
No.4
136ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
[質問] 岩崎さん、こんにちは。ぼくは将来起業を目指す大学生です。 今はまだ大学生で、いろいろな活動をしながら将来の起業を見据えているという状態なのですが、いざ働き始めた時に、まず気をつけなければならないのは何でしょうか? 岩崎さんがこれまで培ってきた経験の中から教えて頂けるとありがたいです。 [回答] 起業するにせよ会社に勤めるにせよ、いざ働き始めた時にまず心がけたいのは、「仕事の能率」を上げる、ということです。仕事のできるできないは、つまるところ「仕事の能率」で決まるともいえるでしょう。こなす量が多かったりスピードが早かったりすることが、周囲にとっては最大の評価要因となるのです。 そして、仕事の能率を上げようと思ったら、まずは「時間を戦略的に使うこと」から始めるといいのではないでしょうか。 例えば、ぼくは仕事を「マルチタスク的」にするよう心がけています。1つの仕事に集中するのではなく、3つの仕事に分散させています。なぜかというと、その方が「時間の使い方」として効率的だからです。 ぼくが放送作家をしていた若い頃、まだ受け持つ番組数が少なかった時には、1つの番組に対してずいぶんと長い時間を掛けてアイデアを練っていました。 しかし、その頃に生み出したアイデアというのは、今振り返るとちっとも面白くありません。なぜなら、時間がありすぎると変にアイデアをこねくりまわしてしまうので、勢いがそがれるからです。それに、集中力もそれほど続かないから、途中で休憩せざるをえないので、結局効率もとても悪かった。 ところが、やがていくつか並行して番組を受け持ち、マルチタスク的に仕事をするようになると、不思議なことに、アイデアの質も量も向上しました。 時間がないから、自然と緊張感が生まれ、集中力が持続するようになりました。それに、適度なところで切り上げるから、勢いも保たれます。また、一つの仕事が終わればまた別の仕事に取りかかれるので、飽きるということがなく、休憩も少なくて済みました。 そんな正のスパイラルが起こったので、仕事がどんどんとうまく回るようになったのです。 それ以来、ぼくは仕事に時間を掛けないことと、いくつかの仕事を同時に掛け持つことを自分に課すようにしてきました。その方が、仕事の質も量もぐんと上がるからです。 ただ、その際に注意しているのは、「仕事をやった気になる」ことです。 マルチタスク的な仕事のやり方で陥りやすいのは、自らの「忙しさ」に安住してしまい、いつしか仕事の目的が「忙しさを追い求めること」となってしまうことです。そうなると、あえて時間のかかりそうな仕事ばかりを選ぶようになるので、やがて仕事の能率は下がってしまいます。 放送作家をしていた時、番組会議に何時間でもつき合っていた時期がありました。夕方から始まって朝まで、12時間以上続くような会議を毎週のようにこなしていました。 しかし当時は、それを疑問には思いませんでした。なぜなら、そういうふうに予定が詰まると、仕事をした気になれたので、とても安心できたのです。 しかしながら、今冷静に振り返ると、半日も続くような会議は大半がくだらないおしゃべりかボーッと雑誌を読む時間で埋められていました。そのため、能率はもちろん、成果もほとんど上がっていませんでした。それは、短くすればよっぽど捗るような会議だったのです。 そのことに気づいてから、ぼくは、仕事に対する新たな考え方を持つようになりました。それは、 
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。