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岩崎夏海さん のコメント

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岩崎夏海
>>2
そうですね。それは結局暇を肯定的にとらえるか、否定的にとらえるかの違いではないでしょうか。いうならば、暇は「スター・ウォーズ」におけるフォースのような存在で、それを肯定的にとらえると、暇で居続けようとします。そうして、暇の暗黒面に落ちてしまう。一方、事を成し遂げた人は暇を否定し、することがなければすることを作り続けた――そうすることで、暇の暗黒面に落ちるのを防いだのです。
その意味で暇は麻薬にも似ていますね。ちょっとの服用では快感だけれども、服用し続けると副作用で地獄の苦しみが待っている。結局「勤勉」であるということが、暇にとらえられないためにはだいじなのかもしれません。
No.3
135ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
[質問] ハックルさんは今の原発の議論についてどのようにお考えですか? 原発問題に関しては知識人と言われる人たちまでもが、自分と反対の立場の人たちを御用学者と罵ったり、逆に放射脳と貶めたりと、かつてのイデオロギー対立の様相です。 なぜ、人は原発・放射能の問題になると極端に感情的になるのでしょうか? [回答] 原発については、ぼくは反対です。原発は人類にとっての宿痾のような存在で、後々大きな厄災をもたらすと思います。 原発をなくすと、餓死者や困る人が多く出るという人がいますが、餓死者や困る人が増えるくらいの方が、よっぽど世の中は良くなるだろう、というのがぼくの考えです。 ただ、この考えはなかなか広まらないとは思いますが。 原発の議論が感情的になるのは、人間は「暇」に耐えられないので、それを回避するためです。かつてのイデオロギー対立が廃れたのに取って代わって、原発・放射能対立が隆盛してきたのですね。その意味で
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。