あっぱさん のコメント
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「人間はなぜ絵を描くか?」ということがあるとき分かったので、今日はそのことについて書く。 人間はなぜ絵を描くか? それは「所有欲」から来ている。 あるとき、美しい景色を見た人がいた。その人は、その景色にたいそう感動し、しばらく見入っていた。 その後、その人は重大なことに気づいた。それは、「その景色は移り変わってしまう」ということだ。 その人は、その景色を何とかとどめておきたいと思った。何らかの形で固着させ、何度となく愛玩したいと思った。自分の手のひらの中に、その景色を握りしめたいと思ったのである。 そんな「景色を我が手に」という「所有欲」から、絵を描くという行為は生まれたのだ。 だから、絵を描くという行為は、その原初において非常に穢れている。なぜなら、それは、景色という非常に大きなもの――この世界そのもの――を所有したいという、傲慢で不遜な欲求に端を発しているからだ。 ただし、面白いのは、そういう傲慢で不
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
僕は所有できる物もよく絵に描きます
美を再現できるだけの「理」を理解したい、手に入れたいという動機で描きます
そこでは出来るだけ単純に美を再現できる法則を求めます
また、描くという行為で畏れという感情を抱いた事はありません
「まだ足りない」と思う事が畏れに当たるのでしょうか
またの機会に掘り下げて具体的に書いていただけると嬉しいです
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