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岩崎夏海さん のコメント

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岩崎夏海
>>1
ぼくも、それを面白いなと思ったんです。
「パー」というのは「自然」でもないんですよね。
むしろ自然は味方……奥が深いです。
No.2
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今回ご紹介するのは、「もののけ姫」――ではない。 その制作を追ったドキュメンタリーであるところの「「もののけ姫」はこうして生まれた。」だ。 「もののけ姫」は、宮崎駿監督にとって大きな転換点となった作品だ。その直前の作品が「紅の豚」で、これは興行成績があまり良くなかったということもあるが、一般的にも失敗作という見方をされている。なぜなら、内容が「中年の豚が活躍しつつ女性にモテる」という話で、「宮崎監督の欲望を具現化しただけ」という批判が多かったからだ。 それを受けて作ったのがこの「もののけ姫」だ。だから、宮崎監督にとっては汚名返上というか、「リベンジ」を果たすという思惑が、制作にあたっては強くあったのではないだろうか。 それが叶ってか、「もののけ姫」は空前の大ヒットを記録する。それは、宮崎監督にとってはもちろん日本映画にとっても空前で、これまで「南極物語」が持っていた59億円という記録を大幅に塗り替える、193億円という興行収入を打ち立てるのだ。 これはひとえに、「紅の豚」で「おのれの欲望を具現化しただけ」と批判された宮崎監督が、新たな方向性へと踏み出したことの成果によるものではないだろうか。監督自身も「紅の豚」の作り方を反省し、今度は違う作り方でやってみようと思い立ったのだ。 その取り組みが成功したからこそ、「もののけ姫」は空前の大ヒットを記録した。宮崎監督は、この映画において、人々の心に突き刺さるコンテンツというものの「極意」に肉薄したのである。 では、その極意とは何なのか? それを見極めたくて、ぼくはこの「「もののけ姫」はこうして生まれた。」を見たのだった。そして、それは期待に違わずとても面白く、また刺激的な内容だった。 そこで今回は、そのことについて書いてみたい。  
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『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。