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Vol.117 結城浩/結城浩ミニ文庫 - 箱の中の音/キャリアパスと人生の選択/若者の学び/
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Vol.117 結城浩/結城浩ミニ文庫 - 箱の中の音/キャリアパスと人生の選択/若者の学び/

2014-06-24 07:00
    Vol.117 結城浩/結城浩ミニ文庫 - 箱の中の音/キャリアパスと人生の選択/若者の学び/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2014年6月24日 Vol.117

    はじめに

    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。

    相変わらず雨になったり暑くなったりめまぐるしい天気ですが、 いかがお過ごしですか。

    早いもので、もうすぐ2014年も半分が終わりますね。

     * * *

    現在結城は「数学ガールの秘密ノート」シリーズ第四弾の書籍化を行っています。 『数学ガールの秘密ノート/数列の広場』ですね。

    Web連載をベースに大量の書き換えと図版描き直し、 それから練習問題などの加筆などを行っています。 いつものように一章が書き上がるたびにレビューアさんにメールで連絡し、 レビューしてもらっています。

    最近は原稿のバージョン管理ツールとしてGit(ギット)を使っており、 BitBucket(ビットバケット)というサービスを、 SourceTree(ソースツリー)というソフトウェア経由で使っています。

    BitBucketは、無料でGitのリポジトリ(ファイルを履歴と共に保持する場所)を 持つことができ、しかも非公開(プライベート)という形にできるので、 原稿管理用に便利に使っています。

    SourceTreeは、グラフィカルなユーザインタフェースでGitを利用するためのツールです。

    これらを利用すると、第一章をレビューアさんに送付した時点での原稿ファイル群を「固定」 しておくことができます。誰かが使っていた比喩を借りれば、 ゲームでの「セーブポイント」を作るようなものですね。

    第一章をレビューアさんに送ったあと、 結城の作業は先に進みます。その作業の中で、 第一章に手を入れることもよくあります。 何日か経ってからレビューアさんより「この部分はまちがいじゃないですか」と 指摘があったときには、以前BitBucketで作っておいた、

     「レビューアさんに送った時点での原稿ファイル」

    と比較することで、レビューアさんの指摘を検討することができます。 いわば、以前の「セーブポイント」に一時的に戻るということです。 これはたいへんうれしい仕組みですね。

     * * *

    TwitterがアニメGIF対応になったということで、 さっそく『数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数』 で作った三角関数のアニメGIFをツイートしてみました。 現代のパラパラマンガですね。

    まずこちらは、円とサインカーブの関係を表現したアニメGIFです。 左側は単位円。右側がサインカーブです。 左側はx軸とy軸。右側はθ軸とy軸です。

     ◆円とサインカーブの関係(アニメGIF)
     https://twitter.com/hyuki/status/479560335234314240

    そしてこちらは、リサージュ図形というものですね。

     ◆リサージュ図形(アニメGIF)
     https://twitter.com/hyuki/status/479561318727303168

     * * *

    さて、書籍執筆の話。

    もう一冊、現在佳境に入っているのは、 筑摩書房さんから2014年に刊行したいと思っている 『数学文章作法 推敲編』です。

    こちらも、結城メルマガでの連載からさらに加筆修正と図版追加を行い、 どんどんブラッシュアップしている最中です。

    原稿はLaTeXで書いており、PDFを作ってMacBook Air上で読んでいます。 ただ、どうしても紙に印刷した方が改善ポイントがよく見つかるので、 何回かは印刷するようにしています。 このあたりは、時間と品質との兼ね合いということになります。

    『数学文章作法 推敲編』は、2013年に刊行した「基礎編」の続編にあたるのですが、 たいへんおもしろい本になりつつあります。 単純な「文章の話」というよりはもう少し「文章を書くプロセス」に踏み込んだ感じに なっていますね。

    自分で書いておいて何ですけれど、 推敲のために読み返していて結城自身が襟を正すような気持ちになる本です。 普段結城は仕事として文章を書いているわけですが、 何をどう考えて文章を書いているかが「本」という形にすると、 深く再確認できるようです。

    「本」にするというのは、 あるテーマについての自分の理解をはっきりさせるプロセスだなあ、 とつくづく思います。

    逆に言うならば、自分があるテーマを深く理解したいと思うなら、 そのテーマを題材にした本を書くのが一番いい方法じゃないかと思います。

     * * *

    本といえば。

    『重版出来!』(じゅうはんしゅったい)というコミックがあります。 漫画雑誌編集部に勤める女性編集者のお話なのですが、 これがたいへんおもしろい。 最新刊の第三巻は「新人漫画家」と「編集者」の関係を描いています。

    これから売りだそうとする新人漫画家が編集部に持ち込みをし、 担当となった編集者がそれを読んで評価する。 これでいいのかと不安になるクリエイタ側と、 何とか良いものにしたいというエディタ側の思いが一致したりすれ違ったり。 そんな物語です。

     ◆『重版出来!』(1)(松田奈緒子)
     http://www.amazon.co.jp/dp/4091850405/hyuki-22/

     ◆『重版出来!』(2)(松田奈緒子)
     http://www.amazon.co.jp/dp/4091854168/hyuki-22/

     ◆『重版出来!』(3)(松田奈緒子)
     http://www.amazon.co.jp/dp/409186029X/hyuki-22/

     * * *

    ではそろそろ、結城メルマガを始めましょう。

    今回は、先週に引き続き「結城浩ミニ文庫」 の読み物として「箱の中の音」をお送りします。 この「結城浩ミニ文庫」は結城が新しい《種蒔き》として、 さまざまな種類の文章を書いていこうとする試みです。

    その他に、「キャリアパスと人生の選択について思うこと」と 「若者の学びについて思うこと」という二つの文章をお送りします。 どちらも以前の連続ツイートをまとめたもので、 結城が考えていることが直接的に出た文章になっています。

    では、どうぞ!

    目次

    • はじめに
    • 結城浩ミニ文庫 - 箱の中の音
    • キャリアパスと人生の選択について思うこと
    • 若者の学びについて思うこと
    • おわりに
     
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