結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年3月29日 Vol.209
はじめに
おはようございます。
いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
驚くべきことに、もうすぐ4月ですね。 今年の四分の一が終わろうとしているなんてびっくりです。
結城はまだ日付をタイプしようとして、 うっかり2016じゃなくて2015と打ってしまうというのに。
先日なんか、手がずれていて3026と打ってしまいました。 いきなり未来へタイムトリップですよ。
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新刊の話。
『数学ガールの秘密ノート/場合の数』の再校読み合わせは、 先週末に無事終了しました。 いくつか宿題(印刷所に戻す前に解決すべき問題)が残りましたが、 それも土曜日に解決。
サイン本の予定を確認し、一部の書店さんで書籍に封入してくれる メッセージカードの予定すりあわせも済みました。
いつも結城個人が企画している《サイン本無料プレゼント》も始まっています。 まだご応募していなければ、いますぐどうぞ。
◆『数学ガールの秘密ノート/場合の数』《サイン本無料プレゼント》
https://bit.ly/combi2016
書影が届いたので、ランディングページも作りました。
◆『数学ガールの秘密ノート/場合の数』
http://note7.hyuki.net/
いよいよ来月の刊行に向けて秒読み段階です。 ぜひ応援してください!
『数学ガールの秘密ノート/場合の数』が一段落して、 次のプロジェクトをそろそろ始動……これについては、 後ほどお話しします。
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プレゼントの話。
プレゼントといえば、 『三省堂国語辞典』編集委員をなさっている飯間浩明さんが、 「国語辞典をプレゼントされたらどう感じますか」 というアンケートを実施していました。
https://twitter.com/iima_hiroaki/status/708912674315247616
飯間さんも後のツイートで「やや誘導的な質問」と書いていたとおり、 「好きな相手」から「わりとセンスのいい」「最新版」 の国語辞典をプレゼントされたら……という質問は誘導的ですね。 だって「好きな相手」から「センスのいい」ものをプレゼントされたら、 たいていはうれしいですよ!
でも、そこを突っ込みたいわけではありません。 そういう条件があったとしても、 国語辞典がプレゼントになるというのは、 何だかいいことのように感じますね。
先日、結城の『数学ガールの秘密ノート/式とグラフ』が、 アマゾンで「数学の人気ギフトランキング」で第1位になっていました。 春の新学期・新入学シーズンに向けての贈り物かもしれませんね。 「贈り物としての数学」って、何だか素敵です。
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カフェの話。
先日、カフェで隣に座った高校生が、 参考書とノートを広げてから勉強に向かわずに、 時間の大半をiPhoneのLINEアプリで過ごしていました。 それが、すごく気になります。
せっかく勉強道具持ってカフェに来てるんだから、
集中して勉強しようよ。
LINEも悪くはないけど、
あなたそればっかりやってるじゃないですか。
そんなふうにお説教したくなります (もちろんしませんよ)。
でも冷静に考えてみると、集中してないのは私だ(!)
せっかく仕事道具持ってカフェに来てるんだから、
集中して仕事しようよ!
はい、すんません……後ほど「仕事の心がけ」のコーナーで、 「停滞したプロジェクトを再開する三つの指針」 というお話をしますね。カフェも出てきます。
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では、今週の結城メルマガを始めましょう。
どうぞ、ごゆっくりお読みください!
目次
- はじめに
- 停滞したプロジェクトを再開する三つの指針 - 仕事の心がけ
- 英語と国語
- Pythonを写経するお話 - 仕事の心がけ
- おわりに