平素より、お世話になっております。
稲葉です。

先日、無事に最終回を迎えた
『アパシー 稲葉百万鉄in鳴神学園霊怪記』。




当初の予定だと、実況動画を投稿して、
それで終わりという流れだったのですが。

最終回の動画で案内した企画のアドレス宛に、
皆さんから非常に多くの感想メールが届いたようで…

それに気を良くした企画担当の方から、笑
「せっかく好評なので、もう少し一緒に企画を続けませんか?」と、
さらに声を掛けてもらうことができました。

で、自分でも少し驚いてしまうようなことに、
↓のような展開となったわけです。

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その告知も兼ねつつ、
細かい話をこのブロマガの中で書いていってみようと思います。



■ まずは皆さんに感謝を


前述の通り、いったん終了したはずのこの企画がもう1歩を踏み出せたのは、
皆さんの声が届いたからに他なりません。

まずは、自分からも感謝を伝えさせて下さい。


企画の担当の方が予想していた以上にたくさん、
そして熱量の高いメールがギッシリ届いたということで。
(3桁超えてるそうです)

「普通こんなにこないですよ!」と、
若干当惑ぎみに喜んでいらっしゃいました。

自分は直接その文面を読めてはいないのですが、
まあこれまでにも『学怖』や『俺屍』などで、
数多のメール募集企画をやってきていて、なんとなく想像はつきましたから。

「へへ…うちの視聴者、長文の感想得意なんすわ…」と、
謎の自慢をしちゃいました。笑

いやほんと、ありがとうございます。


で、届いた感想メールに結構な比率で【自分でも遊んでみたい】という
意味合いの内容が含まれていたということで。

担当の方が飯島さんに働きかけて下さり、今回の流れに至ったというわけです。

沢山の人からそう言ってもらえるようなゲームを
作ることが出来たということでもありますし、とても嬉しいことです。

で、ただデータだけを販売するのでもいいけど、
この企画でしか出来ないことも考えようということで
色々とアイデアを出し合いまして、特典つけたりとかの話が決まっていきました。

そのあたりについて、少し詳しく書いていってみますね。



■ 2バージョンでます


せっかくなら、何か楽しい感じの特典をつけたいよねという話になり。
自分と、飯島さんと、ニコニコの担当の方と、
3人で色々と案を出し合ったのですが…

そこで出た案、全部「面白いねぇ!」と言って採用していってしまったので、
すごい色々なものがつくことになってしまい。


となると、それなりに製作費が掛かってしまうわけで、
販売価格もゲームのボリュームに比して流石に高すぎになってしまうので…

とにかくゲームが自分でも遊べればOK!という方向けに、
安価なゲームデータのみの【DL版】を。

お祭り感覚で考えた特典に興味を持って下さる方向けに、
【特典付き豪華版】を…と、2つのバージョンを用意しました。

安価なほうは風間さんもニッコリの500円
特典付きのほうは風間さんも裸足で逃げ出す3,000円です。

まあ実際は税込みで550円と3,300円になるんで、
風間さんあんまりニッコリしないかも知れませんけどね…



■ 大きく3つの特典が付きます


では、好き放題やった豪華版のほうにはどんな特典がつくのか、
という点について説明を。

まず1つ目。
ゲームパッケージのデザインのポストカードが付きます。
うん、いかにも『特典』って感じでいいですね。

昔ボルゾイ企画の頃にやった、
群馬の風景写真が両面テープで貼りつけられた手作りのポストカードではなく、
印刷会社で作ってもらう、ちゃんとしたやつです。
(あれ持ってる人まだいるだろうか)

ちなみに、このために新規にイラストを描き下ろしていただきました…!
チラッと見せてもらいましたが、いい感じでしたよ。
本当、ありがたい話です。


2つ目は、飯島さんご提案の、
『俺は稲葉百万鉄』という謎の書き下ろし小説。笑

これ実は自分も、あの学園に「稲葉百万鉄」という謎の男が登場する、
というくらいしか聞いていなくてですね…

どういう感じになるのか、全く分かっていません。

自分の分身キャラがゲームに出るのをすごいイヤがったので、
完成したゲームはああいう形になりましたが。

もし飯島さんに完全お任せにしていたら、
こういうストーリーになっていた?
みたいなifが詰め込まれるのかも知れません。
(いや、本当に内容分かってないんで、全然違うテイストだったらゴメンだけど)

個人的にはどんなものが飛び出してくるのか、
楽しみ半分、恐怖半分な感じでもあるんですけど、笑
その小説が載った小冊子がつきます。


そして3つ目。
自分と飯島さんの座談会というか対談的なものを収録した音声データ。

※これはパッケージには入ってなくて、
 販売サイトからデータをダウンロードするかたちになるみたいです。

これは自分からも「是非やってみたいです!」とお願いしたもので、
今回のゲーム制作時の裏話などを中心にお話をする予定、になります。

"予定"というのは、実はその対談、まだやってなくて…
その収録、これからやるんですよね。
(中野や吉岡の話とか、聞いてみたい…)


で、その対談をこれから実施するにあたって、
「喋るお題を視聴者の人からも募集したら面白いのでは?」という案も出まして。

それもやることになったんですよね。

ということで、
自分と飯島さんに話してもらいたいテーマがありましたら、
↓のアドレスに件名:【対談テーマリクエスト】で送ってあげてください。

 apathy.collabo@gmail.com

まあ、リクエストの全てを取り上げることは難しいと思うので、
送ってもらった中からいくつかを選んで、という感じになるでしょうが…

期限は、あまり長くとるものでもないかなと思いますし、
7月2日(日) まで、とさせていただきます。


いやーでも、8月に発売するとして、もう1ヶ月ちょっとしかないんですけど、
今こんな状態でも間に合うものなんですね…

あまり経験がないので分からないのですが、
ものづくりの現場のスピード感ってすごいなと、なんだか感心してしまいます。



■ 販売方式など


さて、ゲームの販売についてですが、
ドワンゴさんのECサイトでの期間限定販売になります。

本当に細かな情報は販売ページに書いてありますので、
こちらをご覧ください。

▼ DL版販売ページ
 
▼ 豪華版販売ページ


発売日は8月4日です。
※【特典付き豪華版】は8/4から順次発送

SFC版の『学校であった怖い話』の発売が、
まさに1995年の8月4日だったそうで、
そこがいいんじゃないかということで決まりました。

そんな記念日チックな日にゲームを出してもらえるなんて、
光栄というか、なんだかちょっと、恐縮してしまいますね…

で、販売期間はそこから1ヶ月。
9月3日までになります。

特典とかもありますし、データを売るにしてもダウンロード期限があったりで、
永続的な販売のハードルは高いみたいでした。


なお、【特典付き豪華版】については、
この記事が公開された時点で予約可能となります。

※【DL版】は8月4日から購入可能になります


で、これに関して、"出来れば"のお願いになるのですが…

もし「特典付きのほう、絶対買うよ~」っていう方がいましたら、
早めに予約をしていただけると、大変助かるのです。

というのも、
ポストカードや小冊子など、色々つけるじゃないですか。

正直どれくらい作ればいいのかとかの予測が全く立っていないので、
なんとなくの規模感は早めに掴みたいのですよね…

もちろん販売期間は9月までですから、
ギリギリの購入でも別に問題はないんですが。

なにぶん、過去事例にないような
かなりレアな試みをやろうとしているので…

この点に協力していただけると、とても嬉しいです。



■ ポイントまとめ


長々と書いてしまったので、あらためて要点を箇条書きしときますね。

↓みたいな感じです。

・ 『アパシー 稲葉百万鉄in鳴神学園霊怪記』が発売決定
・ ゲームの内容は動画でやったものと同じ(誤字の修正程度)
・ 【DL版】と【豪華版】の2バージョン
・ 【豪華版】に付く特典は【ポストカード】【書き下ろし小説】【対談音声】の3種類
・ 対談用のトークテーマは皆さんからも募集
・ 販売は 8/4 ~ 9/3 の約1か月
・ 【特典付き豪華版】はこの記事公開時点から予約可能



■ おわりに


実況動画の投稿を完了した時点で、
もうこんな貴重な体験をできることも
ないだろうなと思っていたんですが…

そこからさらに発展し、今回のような話に繋がったのは、
本当に幸せなことですし、自分も楽しく参画させていただきました。

まあ、今これを読んでくれている皆が皆、
あのゲームを欲しがっているわけではないでしょうが…

それでも1人でも多くの方が、一緒に楽しんでくれたら嬉しいなぁと、
そんな風に思っています。


一応言っておくと、このゲームが100万本売れようが1000万本売れようが、
インセンティブというか、自分の懐に入るような話にはなってないです。

でもだからこそ、それなりに売れてくれたらいいなぁと、
結構本気で思ってるんですよね。

実況動画をご覧になった方はもしかしたら感じたかも知れませんが、
この一連の企画って正直、得してるの実況者の自分だけで。笑

niconico(ドワンゴ)とか、飯島さんの会社に直接大きなメリットって
あんまりなくて。

ただ自分のために骨を折ってもらった、
みたいな感じになっちゃってるんですよね。

自分も大人なので、そのへんが結構気になっていました。

動画としては10partちょっとになりましたが、
1つのゲームとして完成するには、
たくさんの人が時間をかけて動いてくれているわけで。

具体的な額までは教えてもらってないですが、
案外掛かってるはずなんですよ。


まあもちろん、ここでゲームを売って、
ある程度ペイできないと困る…みたいな話では全然なくて。
(そもそも発売する予定でもなかったですし)

niconicoとしては、自分のような土着の動画投稿者と組むことで、
"一緒にどんな面白いことが出来るのか?の検証" みたいなことを大目的として、
今回の企画を発足させてくださったそうで。

『学怖』だから、ってのもありましたけど、
そのあたりの考え方に共感できたからこそ、
自分も安心して企画に乗ることができた部分はあるんですよね。


2008年頃、ゲーム実況という文化に触れたとき、
「これは今までにないゲームの楽しみ方だなぁ」と感じて熱中し、
自分でも動画を作るようになって、ずっとやってきたわけですが。

あの頃は、まさかそれを起点として、
全く新しいゲームが誕生してしまうようなことになろうとは、
露ほどにも思っていませんでした。

この企画に関していえば、1歩目は『ゲーム実況動画の投稿』で、
2歩目は『ゲームの販売』というかたちになったわけですが…

どちらもあまり、他で聞かないような話ですし、
色んな意味で、すごく大きな1歩なのかも知れません。

そしていずれ、さまざまなかたちでの3歩目や4歩目が、
当たり前に踏み出せる時代がくるのかも。

もしそうなったら、面白いですよね。


何にせよ、自分や飯島さんたちが、

楽しみながら作ったゲームです。

今回の話でも、皆さんに喜んでいただくことができたら
これ以上嬉しいことはありません…!

ということで、告知のブロマガは以上となりますが。

当件に関して何か問い合わせたいことなどありましたら、
下記アドレスまでお願いします。

 apathy.collabo@gmail.com

自分では答えられないことも多いと思うので、
担当の人が回答してくれるはずです。


それでは、ご清聴ありがとうございました。
 
稲葉百万鉄