東京・門前仲町にある天ぷら屋「みかわ 是山居(ざぜんきょ)」。
芸能人や政界の有名人も通うこちらのお店に今回紹介する匠がいます。

天ぷらを揚げ続け50年以上、天ぷらの神様と呼ばれる職人『早乙女 哲哉』さんから仕事術を学びます!

早乙女 哲哉

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栃木県に生まれた早乙女さんは小さな頃からお寿司が好きで、将来は寿司職人になりたいと思っていたそうです。

15歳の時に寿司職人になりたいと、父親のつてで上京。
しかし、辿り着いたのはなぜか天ぷら屋、すでに話も通ってしまっていた為、気の小さい早乙女さんは何も言い出せずそのまま天ぷら屋で修業をする事になりました。

修業を重ね、揚場を任される事になりましたが、気の小ささからお客さんの前での失敗を恐れ体の震えが止まらないという状況に。なんとか人の目に慣れようと、休日は駅の改札前に立ち続けました。

それでも気持ちの弱さを克服できない日々が続き、お客さんの前で汗が噴き出し、トイレに駆け込んでも汗が止まらない現実に「開き直るしかない」と覚悟を決めました。