石破 茂 です。
日豪EPAが大筋合意に至ったことを率直に評価します。
大農業国との間でこのような協定が結ばれること自体、歴史始まって以来のことであり、米国に対するメッセージとしても有効なものです。これを踏まえれば、米国との間で豪州との協定内容を超えるような合意を結ぶことは信義違反ともなると考えます。
今後は牛肉の輸入が一定量を超えた場合に発動されるセーフガードの実効性を担保することが必要で、精緻なシミュレーションを提示しなくてはなりません。
オバマ大統領来日を目前に、米国との間の特に牛肉の関税引き下げを巡る交渉が焦点となっていますが、豪州との合意と大きく乖離するような結果は、豪州との信義から考えても到底是認できないものです。政府与党一体となった交渉を続けていかねばならないのであり、強い政権の意義が問われています。
みんなの党の一連の騒動をめぐっては、渡辺前代表のスキャンダルめ