オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第143回 面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ(2)
◆もくじ◆
・面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ(2)
・最近の志麻子さん
8/6(日)「オメ★コボシ39」開催
角川ホラー文庫より『現代百物語 不実』発売中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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直接は面識がなくても、こちらの喜怒哀楽の感情を妙にかきたてる人たち。
ツイッターなどのSNSで誰もが気軽に発信できるようになった時代、WEB画面の体裁が整っているがゆえ、その「おかしさ」に反射的には気付き辛くなっている。
それでもたどっていくと、色々な人たちがいて……。
妄想(と思われる)ツイートのスケールが妙にデカいある女性は、岩井さんのこともいろいろ言っているようで……。
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2014年11月~15年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ」
2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ」
3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ」
4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ」
5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ」
6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ」
7月「大人の夏の観察日記のウラガワ」
8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ」
9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ」
10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ」
11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ」
12月「冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ」
2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ」
2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ」
3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ」
4月「木の芽時な人達のウラガワ」
5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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前回に引き続き、「直接の面識もないのに、私の喜怒哀楽を妙にかき立てる人」を書いてみるのだが、今回はもう一つ前回の人との共通点がある。
私はその人達の、ツイッターだけを見ている点だ。私自身は事務所スタッフが管理してくれている公式のそれはあるが、個人的にはやってない。だからリツイートなんかもせず、バトルしたり慣れあったりもせず、本当にただ見ているだけ。
例によってみんなここだけの仮名、職業や家庭環境なども多少の変更と脚色をしてある。
書いていたもう一つ気づいたのは、みなさん、まさに六月を生きていること。雨のイメージが強いが、晴れてる日もある。
さわやかな五月と夏本番の七月にはさまれて、なんとなく小休止の雰囲気もあるけれど、蒸し暑さの中に何か狂おしさも秘めている。
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こういう人を楽しみに見ている、なんていうのは、確かに悪趣味ではあるだろう。顰蹙を買うし、私も罪悪感は覚える。だからこそ、喜怒哀楽も刺激される。