オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第149回 真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ(2)
◆もくじ◆
・真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ(2)
・最近の志麻子さん
太田出版よりイヤミス『嘘と人形』発売
角川ホラー文庫より『現代百物語 不実』発売中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中 24時間テレビも!
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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タレント活動でテレビ出演も多数の岩井さん。
そこでご一緒する、いわゆる芸能人、有名人の中には、
圧倒させる強い熱量を持ちながら、ふとした寂しさや切なさを感じさせる人たちもいる。
先日もとあるテレビ番組で、目の前で見せつけられたのは……
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2014年11月~15年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ」
2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ」
3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ」
4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ」
5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ」
6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ」
7月「大人の夏の観察日記のウラガワ」
8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ」
9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ」
10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ」
11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ」
12月「冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ」
2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ」
2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ」
3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ」
4月「木の芽時な人達のウラガワ」
5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ」
6月「面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ」
7月「ほんのり怖い人達のウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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八月は大好きだ。子どもの頃の夏休みの楽しさ、待ち遠しさがよみがえる。もう今の自分は会社勤めもしてないし、子どもも学校を出てしまったので、夏休みなんてないのに。
だけど八月は一年の盛りではなく、後半なのだ。それを妙にしみじみ感じるようになったのは、夏休みのなくなった大人になってからではないか。そして、自分もタレントとしてテレビに出て、芸能人や有名人の光と影を目の当たりにするようになってからだ。
そんな今月は、圧倒される強い熱量を持ちながら、ふとした寂しさや切なさを感じさせてくれた芸能にたずさわる人、有名人とされる人達を書いてみる。
「強い真夏だからこその、静かな次の秋を感じさせる人」を書きたいのであって、彼らの裏話を暴露したい、私生活をのぞき見したいのではないから、登場人物はすべて仮名にし、設定などを少々変え、本人を特定できないようにしているのをおことわりしておく。
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基本的に役者は演技力があれば、歌手は歌唱力があれば、アイドルは愛らしい顔と愛嬌があればそれでよし、とは思う。
もちろん容姿が良いに越したことはないし、すごい高学歴だの家柄だのがあったり、有名な親兄弟、異色の経歴や生い立ち、そちら方面でも食べていけるほどの別種の才能、そういったものがあれば魅力にも加算されるし、本業にも生かせられる。
けどバラエティ番組やイベントなどには、「普段はそんなことしてないのにSNS用にだけやってる奇行」「無理やり作った奇抜だけど金も手間もかかってない設定」「本当は好きじゃないのに好きなふりしている趣味や勉強」を売り物にする芸能人達が来る。
はっきりいって、本業がイマイチぱっとしない人達だ。そんなこといったら私も、小説家としてぱっとしないのでヒョウの着ぐるみでバラエティ番組に出てるといわれたら、まったくその通りだから反論の余地がないけどね。