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第261回 エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ(3)
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第261回 エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ(3)

2020-09-30 23:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第261回 エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    ・エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     【配信版】月刊オメ★コボシ【9月】 10/5まで配信
     次回、10/16「【配信版】月刊オメ★コボシ」
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    新型コロナのせいで人の強さ賢さにも触れたが、「やっぱり生きた人が一番怖い」という定説にも唖然とさせられた。
    「エンタメとして、人の怖さを味わいたい」が今月のテーマ。

    子どもの頃、自分にしか見えない友達、いわゆるイマジナリーフレンドが居たという経験がある人は少なくないと思う。
    いまは地下アイドルとして活躍する彼女は、「ユキヒロくん」というイマジナリーフレンドの話をしてくれた。ユキヒロくんは陰気で偏屈でわがままだというのだが……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~18年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ
    6月「私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ
    7月「芸事業界の人たちの願いごとのウラガワ
    8月「怖さひかえめな怖い話のウラガワ
    9月「まだ挽回できるかどうか気になるウラガワ
    10月「なぜか惹かれる未解決事件のウラガワ
    11月「今頃になってわかってきた出来事のウラガワ
    12月「とりあえず終えたかな、というウラガワ
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     とにかく子どもの頃から怖い話全般が大好きで、ついに職業ホラー作家にまでなってしまった私だが。いつの間にかヒョウの着ぐるみでテレビに出る変なオバサンにもなり、これもある意味、怖い物語でもある。

     結局は生きた人間が一番怖い、という結論だかオチだか一周回っても何週回ってもそこに戻るのね、という締めくくりには、納得もしつつモヤモヤしたものも抱えてきた。

     しかし昨今の新型肺炎にまつわる、生きた人間が怖い系の話は、なんだかもう恐怖を超えた陰鬱な気持ちになってしまう。同時に、生きた人間ってやっぱり偉大だ、とも思い知らされるのではあるが。

     というわけで今月は、新型肺炎とは関係ない生きた人間怖い系の話を書いてきた。こういう怖い人達がウィルスのごとくそこここにいるのも、怖いことには違いない。

                        ※

     私は、ストーカーといえるほどの相手には遭ったことがない。と、自分では思っているが。ときおり友人知人に、
    「そういえば志麻子さんのストーカーみたいなアレ、最近はどうよ」
     みたいなことを聞かれるときがある。本人がなんとも思ってないのに、傍からはストーカーに遭っていると見られる場合もあるようだ。

     その逆もありで、私はストーカーに遭っている、という人に話を聞いたら、二度ばかり会社の飲み会に誘われただけ、みたいな場合がある。本人は嘘をついているつもりはなく、傍からどう見えようと本人はストーカーに遭っているのだ。

     この世界に入ってわかったのは、芸能人や有名人のストーカーにはかなり後者をこじらせた人が多い、ということだ。向こうも自分に好意を持っている。あっちが私につきまとっている。みたいにいい張る。これも、本人の中では事実なのだろう。

     しかしときおり、客観的に見てストーカーはどっちなんだろう、どちらのいい分が正しいんだろう、と判断に迷う事例もある。

     ある会社のOLアキコは、後輩のミホがすべて自分を意識して真似していると気味悪がっていた。髪型、服、バッグ、アクセサリー、文房具や化粧品に至るまで、アキコのものをみんな真似するし、社員食堂でも飲み会でもミホは同じものを注文するという。

     
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