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第272回 ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(2)
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第272回 ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(2)

2021-01-15 11:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第272回 ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    ・ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     万年アクリルカレンダー発売中
     「岩井志麻子の大人の福袋」抽選受付中・1/15締切!
     2/25発売『再生 角川ホラー文庫ベストセレクション』に作品収録
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    去年はとんでもない厄災に皆が遭った年になってしまった。
    年が明け、まだ終息が見えない今に思うのは、ゆるく共存するしかないということ。
    それは人生、生活、すべてにも当てはまることだ。

    ある雑誌の取材で会った、依存症のカウンセラーの先生にいろいろお話を聞いた。
    三大依存症は酒、薬物、賭博といわれていて、近年そこに課金ゲームが加わったそうだ。
    さらに先生が語る「加えてほしいもの」は……。

     

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ
    12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     戦争というものを経験せず、大きな天災も事件も事故も、直接的には被ったことがない、ただ幸運だった私だが。去年はとんでもない厄災に見舞われたと、記憶することになってしまった。これまた運よく、というしかないが、新型肺炎にもまだ感染していない。

     年が明け、まだ終息が見えない今に思うのは、ゆるく共存するしかないということだ。それは私の人生、生活、すべてに当てはまることだ。というのが今月のテーマだ。

                        ※

     ある雑誌の取材として、依存症のカウンセラーに会いに行った。仮に畑上先生としておくが、ご本人もアルコール依存症を克服した過去を持つ。
     まだ四十路に入ったばかりの優しいお姉さんという雰囲気だが、親くらいの人達からも頼られている。名前は出せないが、多くの有名人も助けてきた。その中には、薬物で逮捕された人も含まれている。

     畑上先生によると、昔から三大依存症は酒、薬物、賭博といわれていて、近年そこに課金ゲームが加わったそうだ。
     先生はさらに、買い物やホストやセックスも加えてほしいといっていたが。とりあえず、カウンセリングに来る人の依存症は、前記の三つのうちのどれかが圧倒的に多いとか。

     ちなみに私は酒は好きだが、朝から飲むとか、飲まないと手が震えるとか、幻覚が見えるとか、そこまでのことはない。
     酔って多少はっちゃけても、暴力的なケンカをするとか、誰彼かまわずからむとか、それもない(たぶん)。そもそも、楽しくなりたくて飲んでいるのだから。

     違法薬物は一度もやったことがないし、興味も関心もない。それこそ、酒で充分に気持ちよくなれるんだから必要ない。
     あとやっぱり、単純に怖い。未知のものなので、自分にどれほど薬物が効くのか、どのような効き方をするのか、まったくわからない。
     たとえば高層から飛び降りるとか、そこにいる人を刺してしまうとか、取り返しがつかないことをしたらどうしようと、想像しただけで怖い。

     賭博は、心底から興味がない。愛好家を否定するつもりもまったくないが、なんというか私は賭博では興奮できない性質なのだ。一度負けると、もういいやとなってしまい、あっさりやめてしまう。取り返すぞ、と燃えられない。
     ソウルやマカオの本格的なカジノも行ったことはあるが、すぐに賭博そのものに飽きてしまい、男前のディーラーやおもしろそうな客に視線も興味も行ってしまった。

     そして私はゲームというのは、ポケモンしかやったことがない。課金もせず、対戦もせず、独りでひたすらポケモン集めを楽しんでいるだけ。

     ということをいうと、畑上先生にこういわれてしまった。

     
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