• このエントリーをはてなブックマークに追加
第273回 ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(3)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

第273回 ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(3)

2021-01-25 11:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第273回 ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    ・ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     万年アクリルカレンダー発売中
     2/25発売『再生 角川ホラー文庫ベストセレクション』に作品収録
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中

     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    人生全般に「つらいことと、ゆるく共存する」って大事だなと考えるこの頃。
    不快な物や嫌いな人があっても、すべて撃退や敵対するのではなく、すり合わせや融和を考えるのは大事なことだと思う。

    昨年、バス停の椅子で休んでいたホームレスの熟年女性が殺されたの事件には、気持ちが重くなった。つらつらと考えてみたことは……。

     

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ
    12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     年が明けても新型肺炎の終わりが見えてこないのはつらいが、徐々に一昨年以前の雰囲気も取り戻せつつある。みんなもう慣れたというより、自粛や気遣いが普通のことになってきて、新型肺炎ともゆるく共存していこうという心構えになれたのだ。

     それでいろいろと持ち直してきているのを見れば、人生全般にこの「つらいことと、ゆるく共存する」って大事だなと考える。不快な物、嫌いな人、意見が違う勢力、すべて撃退や敵対ではなく、すり合わせや融和は大事なことだ。

     というのをテーマにしてきた今月。なんとか二月は、一月より明らかにちょっと終息に近づいた、といえるようになりたいものだ。

     今年は映画、ドラマにいくつか出演が決まっている。私はあくまでも小説家のつもりだが、演者であることも私の中にほどよく収まっている。

                        ※

     去年、かなり気持ちが重くなったことの一つに、バス停の椅子で休んでいたホームレスの熟年女性が、「邪魔だから」という理由で殺された事件がある。
     これは私だけでなく大勢の人が心を動かされ、ニュース報道も評論もたくさんされたし、ネットでも様々な意見が出た。コロナ渦での不況と不幸、明日は我が身かもと、彼女に自分を重ねた人も多かった。

     彼女は何も悪いことをしていないどころか、圧倒的な弱者だった。家を失ってバス停の椅子で仮眠を取るしかなく、それでもなんとか生活を立て直したいと生きていた。

     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。