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第311回 記憶が混乱するアレコレのウラガワ(2)
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第311回 記憶が混乱するアレコレのウラガワ(2)

2022-02-28 23:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~

    ◆もくじ◆

    ・記憶が混乱するアレコレのウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     「オメ★コボシ68」配信中
     『遊星王子』4月に「日テレプラス」で連ドラ放送予定
     5月公開の映画『死刑にいたる病』に出演
     「夕やけ大衆」で「四畳半ホラー劇場」を連載中
     『でえれえ、やっちもねえ』角川ホラー文庫より発売中

     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    家に居続けると、変化の乏しさから記憶が混乱してくる。
    あれは去年だった、いやそれは一昨年だ、混沌とする思い出たち。

    そんな思い出の混沌ぶりで語りたい一つのエピソード。
    以前にエゴサーチをしていて見つけてしまった名指しでの悪口。
    そして月日が経って、そんなことも忘れていたあるとき、某週刊誌からインタビューの依頼が来ていますとマネジャーに言われたのだが……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~20年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ
    2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ
    3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ
    4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ
    5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ
    6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ
    7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ
    8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ
    9月「歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ
    10月「この歳になって初めて知ることもあるウラガワ
    11月「「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ
    12月「人生そのものがお楽しみ会のウラガワ
    2022年1月「まだ楽観視できない未来を思うウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     実は2019年の終わり頃には発祥していたが、翌年になってから騒がれるようになった新型肺炎。そのまた翌年も収束はせず、今年になってもまだ終息は遠い状況だ。

     無駄な外出を避けるようにということで、私もかなり大人しく家に居続けた。となると、変化の乏しさから記憶が混乱してくるのだ。あれ去年だったよね、違う、それ一昨年だよ、みたいに。そんな思い出の混沌ぶりをテーマにしている、今月。

                        ※

     私はある時期から、エゴサーチというのをやめた。いっときは、自分の名前を検索するのが日課のようになり、一喜一憂していた。

     何がきっかけか、これもはっきり思い出せないけれど、このままでは精神を病んでしまうわ、と深刻に苦悩したからではない。あ~、もうどうでもええわ、好きにいってちょうだい、と軽くあっさりやめられた。

     それでもたまに、昔の私に対する書き込みを思い出してにんまりしたり、書いた奴を見つけ出して殴ってやりたい、と思い出し怒りをするときもある。

     そんな忘れ難い私に関する文章の一つに、ある女性ライターの記述がある。これは彼女個人のブログなどではなく、かなり閲覧数の多い有名月刊誌のWEB上にあった。

     彼女はそこに、自分の名前での連載ページを持っていたのだ。つまり原稿料をもらっているし、かなり多くの不特定多数の目に触れるのが前提である。さらに、彼女はライターとしてはそこそこの売れっ子なのね。

     そんな彼女は、思いっきり私を名指しで悪口を書いていた。内容を書くと彼女が特定されるので省くが、私があんたに何かひどいことしましたか、いや、もしかしてあなたの親を殺しましたか、とまで考えたよ。

     私が書いたものについて、そして公の場での言動を非難されるのは、受け止める。こちらにとって痛いことであれ、不愉快であれ、筋が通っている、いいこともいっている、そちらの言い分の方が正しいかも、となれば謙虚に己を顧みようではないか。

     でもなぁ、

     
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