オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第64回 春の喜怒哀楽のウラガワ【1】
◆もくじ◆
・春の喜怒哀楽のウラガワ【1】
・最近の志麻子さん
4/19(日)オメ★コボシ30開催 予約受付中 ゲストは平山夢明さん!
6/14(日)オメ★コボシ関西編第2弾開催! 予約受付中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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前月は一月のベトナム愛人紀行をお送りしましたが、今月は二月、三月のもろもろの出来事を「喜怒哀楽」にまとめてお届け!
愛犬とのグラビア仕事から思いを馳せる、音信不通の韓国夫・ジョンウォンのこと、ネット系の仕事で出会った二人組の男性芸人に思うこと、性風俗産業にたずさわる女性がしてきた遅刻のとんでもない言い訳、離婚した徳光正行さんの激励会@歌舞伎町での出来事などなど、岩井さんの「日常」の、色とりどりの喜怒哀楽。
バックナンバーはこちらから↓
http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga
2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ」
12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ」
2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ」
2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ」
3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ」
http://chokumaga.com/magazine/backnumber/?mid=111
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三月に入ってから、韓国がらみではかなりおもしろいことが立て続けにあった。この連載を読んでくださっている方にはおなじみの、韓国夫と愛人ネタね。
それは、来月にまとめて書く。近々、とんでもない展開がありそうなんでね。
じゃあ今月はどうしようかなぁと考えて、先月はまるまる一月のベトナム愛人紀行を書いていたのを思い出す。二月と、ソウルに行くまでの三月は歌舞伎町の自宅にすっこんでおとなしくしてた(当社比)んだけど、小ネタはいろいろあったのよー。
それにしても、私ももう五十過ぎ。江戸時代なら寿命で死んでるよ。娘さんだった頃に比べれば、もう踊り回るほどうれしいことも、我を忘れて怒ることも、人目をはばからず泣くことも、前の日にワクワクして寝られないほど楽しいこともなくなった。といいつつ今月は二月と、ソウルに行くまでの三月の出来事を喜怒哀楽に分けて書いてみる。
《喜》
有名な週刊誌の『週刊現代』には人気ページがたくさんあるが、「人生の相棒」もその一つ。芸能人、有名人が主に愛犬を連れて登場するグラビアだ。
ここに出させてもらうことになり、二月半ばに撮影を済ませた。うちのワンコはポメラニアンとダックスフントのミックス。真上から見れば、毛だらけのツチノコと評判。
今年五歳なんで、人間にすると三十代半ばの男だ。けっこういい歳なんだけど、おうちの中で甘やかされっぱなしだから、永遠の子犬だ。やたら若い女が好きで飛びついていくのはスケベ中年だからではなく、甘えんぼの幼児だからなのよーっ。
しかし私は五年前まで、ものすごく犬が苦手だった。それこそどんな大人しい子犬でも怖くて、飼うなんてあり得なかった。なぜ今は溺愛しているかというと、もう一年半も音信不通の韓国夫、ジョンウォンが大きくかかわってくる。
五年前、夫がソウルの道端でメスの犬を拾った。ミックスだがダックス系なのは間違いない体型で、顔はチワワっぽかった。彼が独島と呼んで私が竹島と呼んで、互いに領有権を主張している、なんてウィキペディアにも書かれたよ。
いずれにしても夫がソウルの家で犬を飼うといい出したときは、エーッ無理と思ったが。いざ竹島ちゃんを抱っこしてみればなんともかわいくいじらしくて、一瞬で犬好きにならされた。でも、このワンコはソウルから連れ出せない。
東京の家にも犬が欲しい!けど、そこらに落ちてない。ネットでも探したが、やはり生で見たいと近所のペットショップをいくつかのぞいてみたら……ある店に、「うちの子」がいたのだ。見た瞬間、これはうちの子だとわかった。
そして名前もためらうことなく「ショウゲン」にした。夫の名前は、漢字で書けば鐘源(韓国読みはジョンウォン)。日本語読みにして命名した。
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