• このエントリーをはてなブックマークに追加
砂糖を使った破壊工作員が伝説になった話:亜留間次郎
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

砂糖を使った破壊工作員が伝説になった話:亜留間次郎

2024-02-03 05:00
  • 2
エンジンに砂糖を入れて壊した伝説の破壊工作員の話をしましょう。
0e895d01be18bb5caaec2c3f4d7012b7115485d5
どうも、薬理凶室のケダモノ、亜留間次郎です。

ガソリンに砂糖を入れてエンジンを壊すのは、日本で古い漫画だとはだしのゲンで描かれました。
Dr.STONEにも登場していますが、稲垣先生にそのネタを教えたのはワシです。

これは世界的に有名な話なので検証してみた人が沢山いて、YouTubeにも何本も動画があがっています。

結論から言えば、現代どころか第二次世界大戦ですらエンジンに砂糖が入ったぐらいでは壊れません。
初期型のTフォードまで古くなれば壊れます。

Dr.STONEに出てきた飛行機は動くのに必要な最低限の部品や機能しかないので異物混入や汚損対策が無いから壊れた事になっています。

砂糖水がエンジンに送られて燃焼すると、カーボンスラッジになってエンジン内部に溜まり、限界を超えるとエンジンが止まります。
要するにエンジンが動かなくなるほど、汚れが詰まる汚染物質を流し込む、ということですが、エンジンオイルや燃料系にはフィルターがあります。

エンジン内部にカーボンスラッジが溜まったとしても、現代ならエンジンオイルとフィルターの劣化速度が速くなるだけで数時間で壊れることはまずありません。

現代のエンジンに砂糖水を入れても、よほどの量を継続的に入れないと壊れないのです。

限界まで汚れたエンジンが止まる事を整備士さんは「カーボン噛み」と呼ぶそうで、こうなったら分解掃除しないと直らないとのこと。

このように実話としては珍しいのに、

「ガソリンに砂糖」が有名なのは、エンジンに砂糖を入れた「伝説の破壊工作員」がいたからです。

以下会員限定
 
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
ニコニコポイントで購入

続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

入会して購読

この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

次回配信予定
  • 2024/11/23
    よーそこの若いの俺の言うことを聞いてくれぇ……な話:デゴチ
コメント コメントを書く

亜留間先生かこつです!
いつも亜留間先生の記事は信じ難い不思議な話があって歴史小説を読んでいる気分になります!!

知識や技術が進化しても、
昔から今まで意外と人間てやることが変わらないんだなーと思いました。

精密なものに不純物はご法度ですね。

No.1 9ヶ月前

かこつです!
初期型のTフォードならワンチャン…で、Tフォード復元のニュースを思い出したので、僭越ながら貼らせて頂きます。
https://youtu.be/wiHn9wUZCWM?si=4g_4Q6eieh_ryyp-

さておき、シャウノビッチさんカッコイイですね。スパイになるために生まれてきたような漢だと思いました。戦
生き延びていたら、さぞ価値ある戦争記録が得られたことでしょう。御冥福を。

エンジン+砂糖の話も興味深かったですが、生コン+砂糖でコンクリが固まらない件はさらに興味深かったです。砂糖だけ特別にダメなのですかね?塩はオッケーなのでしょうか?

No.2 9ヶ月前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。