閉じる
閉じる
×
第41回 あなたもゴミを分別すべきだ。可燃、不燃、プラ、エロ。
他人様にお見せしたくないが朝のゴミ捨てが日課になりつつある。可燃、不燃、プラ。ゴミを分別して袋に詰め指定日時場所に持参するという文化的な営みである。資源再利用につながる素晴らしい行為でもある。胸を張るべきだ。だがゴミ袋を持って集積地へ向かう会社員は私を含め一様に足早で背を曲げ犯罪者のような目をしている。不思議だ。
可燃ゴミの日、中年会社員風情に遭遇した。出張なのだろうね、旅行鞄に加えて、キャリーバッグを引きずっているせいでゴミ袋を運ぶのに難儀していた。明日は我が身。私はピュアな善意から中年会社員風情に声をかけた。「ゴミお持ちしますよ。ついでですから」。カバンまで運ばせようとした中年会社員風情の図々しさを死んだ魚の目で抹殺した私は、ゴミ袋ふたつを持ちゴミ集積地へ向かい、捨てた。
そこにはサド看守のようなおばはんがいた。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。
入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。
WEBマガジン・かみぷろ
更新頻度:
不定期
最終更新日:2015-06-24 12:10
チャンネル月額:
¥550
(税込)
ニコニコポイントで購入
この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。