旅券返納命令っていうのが話題になっていますよね。
これどういうことかっていうと、シリアに行こうとした日本人カメラマンがいるんですよ。
名前は杉本祐一さんといいます。
自称イスラム国の問題が起きたばかりですし、今は敏感な時期です。
だから外務省や警察は再三言うわけです。
やめなされ、むやみな渡航をやめなされと。
政府としては日本人の命を守らなければなりませんから当然の対応だと思うんです。
ただ杉本さんはこれを拒否します。
結果として旅券法に基づいてパスポートを返納させたんですね。
この対応を巡って今賛否両論あるわけです。
今回の件って言うのは、止められるのはわかっていたと思いますよ。だってこれだもん。
朝日新聞(新潟版)は2015年1月25日朝刊で、杉本さんのインタビューに1000文字以上の紙幅を割いたが、その中で、「彼ら(※編注:アラブの人々)が苦しんでいるいま、何もしないで見ているわけにはいかない。
私にできるのは撮影し、伝えること」と話し、2月中のシリア行きを宣言した。
さらに地元紙・新潟日報にも、「27日に日本を出発」など、具体的なスケジュールを明かしていた。
政府の「シリア渡航阻止」に賛否両論 「事前に言う必要あったのか」の声も
JCASTニュース2015/2/8
もうダチョウ倶楽部の伝統芸能みたいなものですよね。
押すなよ押すなよみたいな感じじゃないですか。
でパスポート返納で訴えてやるですよ。
こんな大っぴらに行きますって言ったら、狙ってくださいというメッセージ出してるようなものです。
こんなの政府としては止めざるを得ないでしょう。
これで実際に行ったとして万が一のことがあったとするじゃないですか。
そしたら絶対政府はなぜ止めなかったんだとか言うでしょう。
さらになんでも官邸団がまた押し寄せるでしょうね。
報道とか渡航の自由っていいますけど、無制限ではないですよね。
常識が通用しないテロ組織が闊歩するようなところですから危険です。
さらに日本ってなんもできないじゃないですか。
金を出したら味を占めるだろうから無理、報復もできない。
後藤さんの件で日本の現状はわかると思うんです。
そのあたりの法整備すらできていない状況ですから渡航を制限するっていうのは当然じゃないかと僕は思います。
もちろんジャーナリストの活動は有意義なものです。
ただ自由自由言って多くの人に迷惑かけるっていうのもまた違うのかなと。
あと、ちょっと調べたんですけど、杉本さんの背景がまたちょっと怪しい雰囲気あるんですよね。
ブログを見ますと、9条の会主催の講演に行ってきましたとか、北朝鮮を共和国と書いたり、アメリカ帝国主義とか、なんだか西早稲田の香りがしてきました。
ジャーナリストは伝えるのが仕事だけに止めたくはないですね。
行くぞ行くぞとしないで、第三国、第四国と回って黙って行けば
行けると思います。
ただ、一度捕まると自分の命だけでなく、
官邸や国会を止めてしまいますね。
そういった自分一人の問題でなく、大きな迷惑をかけてしまう
覚悟が必要です。
( 和 田 )
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