昨日東京に来たんですけど、北海道大雪で飛行機が遅れに遅れたんですよ。
本来なら2時半にでるはずがなんと6時にずれ込むっていうね。
いやでもこれてよかった。
だから図らずも東京の夜景を飛行機から見ることになったんですよね。
70年前、この東京は焼け野原になりました。
3月9日から10日にかけて東京大虐殺。死者10万。
人も建物も焼きつくしました。
東京大空襲ともいいますけれどもアメリカによる一般市民を狙った大量虐殺に他なりません。
戦時国際法では一般市民を殺害してはいけないことになってるんですよね。
つまりこれは明確なアメリカの戦争犯罪です。
原爆投下もそうですよね。これこそまさに人道に対する罪じゃないですか。
別に今東京大虐殺について謝罪と賠償をみたいなことを言う必要はありません。
どっかの国はそういうことばかりやってますけど、みっともないでしょ。
終わった問題なんです。
ただあれはアメリカの戦争犯罪だという認識は必要でしょう。だって事実だし。
しかしね、日本国内の論調として、なぜか日本が悪いという奇想天外なものがあるでんすよね。
アメリカがやった一般市民大量虐殺の責任は日本にあるっていうものです。
まるで意味がわからんでしょう。
まさに昨日政界の色男が言ってましたよ。
細野政調会長は、約10万人が犠牲となった東京大空襲から70年を迎えるに当たり、「あれだけの犠牲を出したということ自体わが国としてはしっかりと胸に刻まなければいけない事象であり、国策の誤りを反映した結果でもあると思う」と述べた。
民主党広報委員会 2015年03月10日http://www.dpj.or.jp/article/106331/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E8%A5%B2%E3%81%8B%E3%82%89%EF%BC%97%EF%BC%90%E5%B9%B4+%E7%B4%B0%E9%87%8E%E6%94%BF%E8%AA%BF%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%8C%E9%81%8E%E5%8E%BB%E3%81%AE%E5%8F%8D%E7%9C%81%E3%81%AE%E9%87%8D%E8%A6%81%E6%80%A7%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%A6%E5%BC%B7%E8%AA%BF
ただこれは細野さんに限らず戦後教育ってまさにこれですよね。
これも負けたから仕方ないという日本人特有の潔さと、
GHQのプロパガンダの成果ですね。
今もそうですけど、アメリカに日本人の恨みが行かないようになってるじゃないですか。
日本は悪、連合国は善という単純な構図を日本人はあまりに受け入れすぎています。
アメリカって日本の比にならないくらい戦争犯罪ばかりやっています。
まぁ今更文句言ってもしょうがないので現実路線でいくしかありません。
現状アメリカは日本にとって最重要な同盟国です。
今は同盟を維持しつつ力を蓄えつつ自立していくというのが現実的でしょう。
もちろんアメリカと敵対する必要は全くありません。
ただ同時に卑屈になる必要もありません。それならただの奴隷じゃないか。
政治家も官僚も教師も戦後民主主義の申し子だらけです。
細野のいう「国策を誤り」とはどういう認識だったんでしょね。
A,「戦争したことそのものが間違い・・・」
こういうのは平和ボケですね。
国家は戦争せざるをえない時があります。
当時は侵略されて植民地になってボロボロになった国ばかりです。
日清日露で勝利し、対米戦争でもかなり健闘したから、
現在の日本の地位があるのです。
B,「アメリカと戦争したことが悪い・・・・」
これは、近年の研究ではもう仕方がなかったとしか言いようがないですね。
アメリカのルーズベルトがとにかく日本と戦争しようと躍起だったわけです。
大統領周辺もロシアのスパイが入り込み、対日戦争への工作ばかりだったのです。
米国との国力の差を知りつつ戦わなくてはならなくなった。
当時の朝日新聞や国民が戦争を後押ししていたわけですから、
当時自分がそういう立場だったら、どういう判断を下せたか、
それを考えないと単純に批判はできないですね。
C,「軍事戦略や戦術で最後に負けてしまったから悪い・・・」
これは一番わかります。
負けないよう次の戦争に勝つよう
せめて負けないよう準備しなくてはなりませんね。
たぶん殆どの戦後民主主義の落とし子たちはAなんですよね。
議論そのものになりませんね。
( 和 田 )
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戦争は良くない。でも、だからこそ我々は戦争について今一度知る必要がある
百田直樹と渡部章一の対談を文庫化したものがとても良かった
これのようなことが沢山書かれているので買って読むこと推奨