本日はガールズケイリンコレクション2016静岡ステージが9レースにあった為、選手権二次予選の取材がバタバタに。
ガーンと思いつつ、ガールズケイリンコレクションは小林優香選手が優勝!
そして、ダッグアウトに帰ってくると、小林選手が肩を冷やしている。
落車してないけどなんでかな?と思って聞くと、「スタートで2歩踏みだしたら、肩が抜けて、痛くて、それで落ち着きました」
痛くなかったの?と聞くと、「痛かったです!痛くて今も冷や汗かいています」!!!
凄いですね。
ちなみにレース中は、右腕だけでハンドルを引いていたそうです。
過去には色々なところを骨折したまま、タイトルを獲った選手もいましたね!
さて三日目。
二次予選は7レースから12レースまでの5レース。
出来良し!と思えるのが、諸橋愛、近藤隆司、吉田敏洋ですね。
ちょっと近藤選手と話したのですが、1年前と今を比べてどう?という質問に彼は、
「1年前どころか2年前はA級ですよ。今が信じられないですよ。ミラクルですね!」と言っていました。
もうミラクルではないと思いますけどね! 努力の結果が今だと思います。人間、意識が向上すればここまで変わるのかと思う選手です。競輪選手って努力すれば報われる職業なんだなとしみじみ思う近藤選手です。
↑日本語的に変ですね!
7レース ゴール前
8レース ゴール前
12レース ゴール前
ダッグアウトから
■7レース
●先行した古性優作を交わして1着の村上博幸
「お互いに自分の仕事が出来たと思います。でも、古性を残せなかったのは、自分の力不足です」
●2着に突っ込んできた諸橋愛
「最後はコースを迷ったけど、小倉(竜二)さんもいるしどうするかなって思いながら、あのコースを行きました。2着までとか考えなかったですね。突き抜けろーって思いながら、突っ込みました」
■8レース
●逃げ切って1着の竹内雄作
「絶対に緩むと思ったので、そこで行くって決めていました。最終バックで後ろを見たら、中川さんが外にはずしていたので、これはくるなって思っていました。渡邉雄太とは静岡記念の対戦があったので、一緒になるかなと思っていたら、案の定一緒になりましたね」
●捲って2着の中川誠一郎
「考えていた中で一番悪い展開になってしまいました。やっぱり先行した竹内は強かったですね」
●竹内と連携離れてしまった山内卓也
「絶対に雄作のことを警戒してくるだろうし、だったら、どうやっても対応出来るように5番手からレースをしようって話していました。あとは僕が離れただけ。僕が思っていた以上に雄作が強かったです」
■9レース
●優勝の小林優香
「2歩目くらいで肩が脱臼しました。でも、その痛みで落ち着けたのかもしれません。優勝は嬉しいです! これからも、レースの戦法の幅を広げるためにも、土台を積み重ねていくためにも、一戦一戦頑張りたいと思います!」
●2着の小林莉子
「優香には負けたけど、組み立ては戻っているし、感覚も鈍ってないと思うので、サマーナイトFに向けて、今回の反省点を活かして、決勝に乗れたらいいなというのがありますね。今回、落車なく全員が無事だったのはよかったなと思います。もっと自分たちも技術アップして、大きいレースほど落車をなくしていけたらいいですね」
●3着の山原さくら
「優香よりも先に捲りたかったんですよね。感じはよかったけど、遅かったです。あそこで行けず7番手になっちゃったけど、ちゃんと落ち着いて走れたし、展開は読めるようになってきたし、大きいレースでも確定板には乗れたので、よかったかなと思います」
●ビッグ初レースとなった尾崎睦
「先行もしてもない、自力も出してないけど、でも、この経験を次に活かして、次の時に『あれがいい経験になりました』って言えるようにしたいですね」
●先行した奥井迪
「今回は自転車のセッティングも変えたし、ちょっと違うと思ってきたけど、ダメでしたね。自分が弱かったです…。打鐘から行くっていうのは自分のスタイルだし、でも、このクラスではって、いや、でも、うーんって葛藤しちゃいますね。やっぱり先行で勝ちたいですね。それをやろうって思っているのが今は自分しかいないと思うし、先行で結果を残さないと若い子も先行に夢がないってなっちゃうから、だからこそ自分が先行で結果を残したいっていう思いはありますね」
■10レース
●先行した脇本雄太を交わして1着の稲川翔
「木暮が3番手にいるのもわかったし、そこは警戒しなきゃというのもわかっていましたけど…。……ちょっと言葉が浮かばないですね……」と脇本を残せず、悔しさの残る1着だったようだ。
●追い込んでいった木暮安由が3着に
「今日は前々に行こうと思っていました。もう今日は勝つことを意識して走っていましたね。(勝ち上がれるかどうかは)あとは祈っています」
■11レース
●捲り追い込んで1着の近藤隆司
「並走のまま、あそこまで行ってくれた山中(秀将)のおかげですね。前で頑張りますって、その気持ちだけでも本当に嬉しかったです。(3コーナーの山を越えるのは)前も早めから踏んでいたし、失速してくれるんじゃないかって思いながら行きました」
●吉澤純平の番手から追い込んでいった2着の武田豊樹
「難しいですね。踏む距離を考えたら、あそこはもっと躊躇なく行かなきゃいけなかったかもしれないし、ちょっと課題が残るレースでした」
■12レース
●地元の岡村潤が1着
「石井(秀治)さんのおかげです。まさか4コーナーまで単独で番手を回れるなんて、運がよかったです。後ろから浅井(康太)が来るかと思って、もう少しけん制したかったけど、その内に選手がいたし、大きくあけて来られてもダメですからね。1着で本当によかったです」
●2着に入った牛山貴広
「もう少しで鈴木は行けそうでしたね。よく仕掛けてくれました。あれがなかったらきつかったです。自分は伸びているし、悪くはないです」
●3着に入った吉田敏洋、しかし、勝ち上がりならず(補足:準決勝に勝ち上がりました!)