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UCI トラック ワールドカップ ベルリン大会 1日目レポート 色々と。
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UCI トラック ワールドカップ ベルリン大会 1日目レポート 色々と。

2018-12-01 19:04

    ここを読んでから本文を読んでほしい。

    UCIオリンピックトラックランキングは個人ではなく国である。そして、ワールドカップ、大陸選手権(日本でいえばアジア選手権)、世界選手権に出場した選手すべての成績に与えられるUCIポイントが加算されUCIオリンピックトラックランキングとなる。

    単純に言うと、国の総合力が高い方が上にくるということ。例えば、ワールドカップのスプリントの出場選手枠は最大3選手。一人が優勝で、残り2人が末着よりも、2位、3位、4位の方がポイントの総合として大きく高い。これがUCIオリンピックトラックランキングに反映される。

    ※ワールドカップのUCIオリンピックトラックランキングへのポイントの加算はシーズンベスト3大会。そして、国が所属する大陸で開催されるワールドカップは2大会しか加算されない。(今シーズンでいえば、フランス、ベルリン、ロンドンがそれに該当する) 主力をどこにもってくるのかは各国の戦略となる。

    UCIポイントランキングははっきり言って関係ない。1位であろうとなかろうと。なぜか。

    UCIポイントは過去1年間のポイントであって先シーズンのもの、クラス1、クラス2も含まれている。全く意味がないのである。

    ※重要なのは国のUCIオリンピックトラックランキングである。ベルリン大会が終了した時点で今シーズンのワールドカップのポイントが加算されUCIオリンピックトラックランキングが更新される。

    ※アジア選手権優勝は世界選に出場ができる権利を与えられる。ワールドカップでの成績の積み重ねをひっくり返すことができるのだ。日本でいえば、男子マディソンで優勝すれば、今シーズンのワールドカップの出場権はなく、現状では世界選には出場できないのだがこれが出場できる。2位以下はワールドカップでの成績で世界選に出場できる国にはポイントが加算されるだけとなる。

    注意 オリンピック向けてはこれだけではありません。それは後ほど正式にアップします。

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    本文ここから↓

    ベルリン大会は初日に団体競技が行われ、男子女子それぞれのチームパーシュート、チームスプリントが行われた。

    日本は女子チームパーシュート、男子チームスプリントに出場した。

    女子チームパーシュートは今シーズン第2戦のカナダ大会に出場し7位。タイムも予選は42958430秒は切れていた。そして、第3戦のベルリン大会に2回目の出場となった。

    男子チームスプリントは今シーズン初めての出場で、少なくとも予選突破は最低限の目標となっていたようだ。

    女子チームパーシュートには

    吉川美穂、橋本優弥、古山稀絵、中村妃智が出場。

    男子チームスプリントには

    雨谷一樹、新田祐大、深谷知広が出場した。

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    1部で行われた女子チームパーシュート予選の日本は、前回のフランス大会、昨年のタイム、勢いがあれば予選は通過していたのだが、結果は15チーム中15位と最下位の予選結果となってしまった。

    次のロンドン大会はエントリーはしていないので、アジア選手権での優勝、ワールドカップ ニュージーランド大会、香港大会で少なくとも予選突破を果たさなくてはならない。

    女子チームパーシュート予選

    1 AUS – Australia 4:19.073

    2 GBR - Great Britain 4:19.683

    3 USA - United States 4:25.760

    4 CAN - Canada 4:25.931

    5 KOR - Republic of Korea 4:26.858

    6 ITA - Italy 4:27.974

    7 POL – Poland 4:28.896

    8 GER – Germany 4:31.457

    9 BEL - Belgium 4:31.782

    男子チームスプリントは9位で予選敗退してしまった。1回戦に進んで一つでも上を取れればよかったのだが、微妙な順位で予選敗退はチームにとっても不満だろう。何とか次で挽回してほしい。

    しかし、1点危惧が出てきた。中国である。アジア選手権の優勝はマストになってくので、アジア選手権ではとにかく優勝を勝ち取ってほしい。

    男子チームスプリント予選結果

    1 NED - Netherlands 42.980

    2 GBR - Great Britain 43.045

    3 FRA - France 43.570

    4 POL - Poland 43.725

    5 GER – Germany 43.744

    6 BCC - Beat Cycling Club 43.808

    7 CHN - China 44.293

    8 CZE - Czech Republic 44.296

    9 JPN - Japan 44.328

    10 TTO - Trinidad and Tobago 44.353

    11 RUS - Russian Federation 44.459

    決勝結果

    Final

    For Gold

    GOLD 1 NED - Netherlands 42.467

    SILVER 2 GBR - Great Britain 42.981

    Final For Bronze

    BRONZE 3 GER – Germany 43.788

    4 BCC - Beat Cycling Club 44.220

    男子チームパーシュート

    日本は今回出場していないが、アジア選、ワールドカップ ニュージーランド大会、香港大会には出場するはず。

    すべてのオリンピック種目で重要なのはアジア選で優勝することだ。金以外ははっきり言って何もない。とは言わないが、意味が全くない。

    今回の結果を見ればわかるようにアジア最大のライバルの韓国がワールドカップ予選突破を狙ってきている。

    まずは3分台に入れば予選突破は見えてくる。とは言え、この先さらに各国はパワーアップしてくる。

    そのあたりも見据えて戦わなくてはならない。

    男子チームパーシュート予選結果

    1 AUS – Australia 3:53.426

    2 DEN - Denmark 3:54.611

    3 GER - Germany 3:55.467

    4 GBR - Great Britain 3:56.318

    5 CAN - Canada 3:57.684

    6 HUB - Huub Wattbike Test Team 3:58.086

    7 BEL - Belgium 4:00.020

    8 RUS - Russian Federation 4:00.313

    9 ITA – Italy 4:00.440

    10 KOR - Republic of Korea 4:01.721

    11 POL – Poland 4:05.088

    私として自転車競技で取材に関わるのは、1996年のアトランタオリンピックから。

    他の競技は知らないが、やはりオリンピックは個人、国の栄誉を競い合うルールのあるスポーツの戦争のようなもの。

    楽しくは無論だが、他国を見ていると生き死にを懸けて競技に臨んでいるのを見かけることがある。

    生き死にを懸けろとはまったくもって思わないが、そこまで真剣になって2020でメダルを獲ってほしいと切に願う。
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