ロンドンです。
Day0ではチームパーシュートの予選が行われました。
何とも言えませんが、男女共に団抜き出れば良かったのではと思います。
コーチ?の専権事項なのか分かりませんが、6回あるワールドカップになんで3回しか団抜きは出ないとしたのだろうね。
不可思議です。
今回の結果を受けて、アジア選での優勝は厳しくなったと言わざるをえないと思います。
韓国が速い。
特に女子がです。
当然、この後も韓国はワールドカップに出てくるだろうし、この結果のままであれば、東京オリンピックにはアジア枠はないですが、韓国が出ることになるでしょう。またで続けないとポイント獲れないしね。
変な言い方すれば、中国男子は断トツで遅いけど10位。
相当危機感をもってこの後のレースに臨んでほしいですね中距離陣は。
さてオリンピックランキングが更新されました。
男子から見ていきましょう。
男子ケイリン日本は1025ポイントで10位につけています。これはワールドカップ1から3大会分の合算です。第4戦、第5戦 第6戦と大会はまだ残っているので確定ではありません。また、アジア選手権が行われてないためヨーロッパ、アメリカ、オセアニアの各国とはポイントが違います。
さてこのランキングですがやっと全貌が見えてきました。
ワールドカップでは、種目によって国の最大出場選手数と、1チームの最大出場選手数が違います。
スプリントは国の最大出場選手は3選手ですが、1チームの出場選手は2選手です。競輪も国の最大出場選手数は2選手ですが、1チームの出場選手数は1選手です。
チームスプリント、チームパーシュートは最大出場チーム数は決まっていません。
更に、大陸選手権と世界選手権は国でしか参加できないので、国の最大出場選手数が1チームの最大出場選手数になります。
この1チームの最大出場選手数がランキングに反映されるポイントとなるのです(スプリントは同じチームでなくてもよい)。
よってワールドカップにおけるスプリントのポイント加算選手は上位2選手です。ケイリンは1選手となります。
残った選手は除外され、下からどんどん繰り上げられていきます。
例えば、日本の男子チームパーシュートを見ていきましょう。第2戦ミルトン大会が良いサンプルになっています。日本の結果は15位ですが、オリンピックランキングでは13位のポイントが加算されています。これは、トレードチームが2チームが出場しており、同じ国であれば上位に来るチームの成績だけオリンピックランキングに加算されます。よって2チームが除外され、13位のポイントが日本に加算されたということです。
マディソン、オムニアムは1組、1選手しか出場できないので順位のポイントがそのまま反映されます。
ではランキングを見ていきましょう。
男子
スプリント 15位 696pt
ケイリン 10位 1075pt
チームスプリント 24位 412.5pt
オムニアム 30位 305pt
マディソン 無し
チームパーシュート 26位 350pt
女子
スプリント 20位 338pt
ケイリン 14位 875pt
チームスプリント 無し
オムニアム 27位 380pt
マディソン 24位 540pt
チームパーシュート 18位 890pt
これらの結果から見えてくるのは、ワールドカップのスプリントは2選手の結果をまとめないと上位には入れないのです。第3戦ベルリン大会男子スプリントの日本はスプリント24位の50ptと29位の1ptが加算されただけとなっています。よってスプリントの結果で一番いいのが優勝と準優勝を同じ国がすれば一番いいランキングポイントとなるのです。
スプリントで1枠取るためには2選手の力が必要となるのです。ケイリンでも、アジア選手権2選手、世界選手権2選手の出場なので2選手が揃って上位に来ないと良いポイントにはなりません。
国の力が試されているのです。
細かく見たい方は
https://www.uci.org/track/rankings
を見てください。
アジア各国はまだアジア選手権が終わっていないため、ランキングは低いです。
ポイント表
世界選手権 ワールドカップ 大陸選手権です。
マディソンです↑
チームパーシュート↑
チームスプリント↑