加瀬加奈子
「調子はいい感じだと思います。今、練習で日本新のタイムが出ちゃいました! でも、そのくらいバンクが軽いですね。日本のレベルは協力すれば出るけど、変な緊張感があったり、設定タイムをオーバーペースで行ったりすると後半しんどくなって、タイムが伸びなかったりするのが最近の予選の悔やまれ方なので、今回の飯島コーチの秘策がいいんじゃないかと思います。前日に1本を本番モードで走ってみようということで、そこでタイム出たし、だから出来るじゃん! 本番もいけるじゃん! って自信につながるのが作戦だったと思うので、明日はもうちょっと出したいですね。今日は他の国も練習していたので、上にあがれなかったし、本番はもっと楽に走れるし、今日はいいトレーニングが出来たと思います。今までははっぱをかけて走っていたけど、今回は気持ちよく走れそうです。あとは今晩のご飯にあたらないように(笑)。飯島コーチに親方とかって言われるけど、今回はキャプテンを塚越(さくら)になり、塚越に引っ張ってもらって、ずっと年上で引っ張っていかなきゃいけないよって感じだったのが、塚越が半分責任を持ってくれている感じです。今回は楽しみですね!!」

上野みなみ
「ここのバンクは走りやすいので、今日と同じように走れば、いいタイムが出ると思うので、緊張せずに走れたらいいなと思います。自分たちは練習でいいタイムが出て、本番で緊張したりしてダメだったが多かったので、今回はダメだと思っていたら出れた世界戦なので、今回は気楽に走れば結果がついてくるんじゃないかって飯島コーチにも言われたので、明日は気楽に頑張ります。世界戦は雰囲気が違うんで、キラキラしているんで!(笑) 初日は団抜きとポイントレースに出るんで、頑張ります!」

小島蓉子
「初めての世界選です。アジア選から連戦なんですけど、タイの暑い環境から今回はインドアですね。今回はいつも以上に色んなことを皆で話し合って、チームワークがすごくいいと思うので、自分もいつも以上の力を出したいと思います。リラックスして走りたいと思います」

塚越さくら
「アジア選から帰らず東京滞在でフランスに入って、疲れているかなと思ったけど、こちらで練習して段々と感覚もよくなってきて、調子は悪くはないと思います。目標は日本新ですね。練習で出たのは嬉しいけど、本番で出さないと結果として残らないので、本番でしっかりペースで走って、いい結果で終わりたいなと思います。今回、キャプテンといわれて、自分じゃそういうキャラじゃないと思うけど、皆はそんなことないよって言ってくれるし、皆がしっかり意識も持っているので、やりやすくやらせてもらっています」

中村妃智
「調子はあがってきていいと思います。世界選は強い選手がいっぱいいるので、外からしっかり見て、どんな走り方とかフォームとか見て学びたいと思います。リザーブなので、本番1時間前まで何があるかわからないので、自分もしっかり気持ちを準備して、万全な状態でいつでも走れるようにしたいと思います。あとはメンバーを盛り上げていけるように一番下なんですけど、していきたいです」



石井貴子
「アジア選のタイのバンクがガタガタだったので、こちらのバンクはフィーリングはいいです。幅がすごいあるので、初日はチームスプリントなので、幅はあんまり関係ないけど、でも、走っていると高低差がけっこうあって、こういうバンクは初めてですね。調子はボチボチだと思います。チースプは今あるベストを出しても、どうかなってところだと思うので、出来るだけ早いタイムを出したいと思います」

前田佳代乃
「調子は悪くはないと思います。アジア選からすぐなので、アジア選の調子をどこまで落とさずにいけるかですね。日本で中2日はしっかり練習してきたので。ここは直線が短くて、コーナーが大きくて、幅が広くて、高いイメージです。日本の33を走っているみたいで走りやすいですね。ゴール線がすごく手前に感じるので、それがどうかなって今感じているんですけど。チースプはここで韓国に差をつけなきゃいけないので、その上で日本新とかがついてきてくれたらいいと思います。自分自身が自転車を変えているので、いいと思いますが、フライングはいいけど、スタンディングはなんかつかみきれてないところもあって、間に合うとは思いますけど。スプリントは最低1回勝ちたいなというのが目標で、そのためにはハロンもそこそこであがらないといけないですし、記録も大事ですけど、ポイントを稼ぐことが一番大事なので、勝ち上がることが一番重要だと思います」



中川誠一郎
「調子は問題ないです。このバンクはカントがあるので伊豆っぽいというか、モスクワを思い出しますね。スプリントは、今年はタイムは出せているけど、本線で不完全燃焼なレースだったので、最後はしっかり頑張りたいなと思います。チームスプリントはオリンピックの枠がかかっているので、そこはしっかりクリアしていきたいなと思います」

渡邉一成
「調子は、アジア選はバンクがポコポコだったけど、しっかりと暖かいところで身体を動かすことが出来たので、現時点での調子は悪くないです。チームスプリントは今のチームのベストを出すってことです。ロンドン前の世界選のように上位に何があるかわからないし、自分たちもしっかりとコンマ1秒でもいいタイムを出して、ポイントをしっかり積み重ねていきたいです。ケイリンはしっかり決勝戦に乗って、メダル争いに絡めるようにが今回の一番の課題だと思っています。スプリントは今回は1日空くのでしっかり身体を休めて、ここ2年くらいは結果を出せなかったけど、一つでも上の順位を出せるように頑張りたいです。コーナーが大きいのでタイムの出るバンクで、日本人選手に向いていると思います」

河端朋之
「アジア選が暖かいところでだったので、身体自体は温まっていると思います。走路も広いし、自分としては走りやすい、タイから来ているので余計に走りやすく感じます。アジアチャンプはまだ日本にもっと強い人がいるので(笑)、アジアチャンプは一つの区切りであって、上にいけたとは思ってないので、今回は一つでも上にいきたいとおもます。勝てたことでここの枠も増えたし、来年の日本でやるアジア選の枠も増えたし、それはよかったなと思います。
 ワールドカップでも予選落ちだったり、1回戦でも負けたりが続いたので、しっかり、本線にあがって、少しはみせれるレースをしたいと思います」

雨谷一樹
「昨日計ってベストタイム17秒7だったので、今回はギアを1枚あげて強気に攻めたいと思います。アジア選がガタガタなバンクだったので、きれいに感じますね。ギアをあげたのは先を見据えて、オリンピックを見据えての準備だと思うので、ギアを1枚あげて(48×13)もタイムは変わらなかったので、それは進歩していると思います」


窪木一茂
「自分はレースまで6日あるので、追い込んで練習しています。バンクは乗りやすいですね。目標は優勝ですね。…やっぱり団抜きで出れないのは寂しいですね。(アジア選のオムニアムのポイントレース)スタートして前半はよかったんですけど、後半は自分で行けないで見合っちゃった結果、他の選手に行かれたので、それで後半落車して、流れが崩れてしまって、もしかしたら、最後の2回から逆転可能だったけど、相手を気にしすぎて、いい走りが出来なかったのが反省点ですね。強い選手しかいないので、強い選手を狙ってラップしたいですね」



坂本勉コーチ
「まずは男女のチームスプリント、オリンピックの枠がかかっているので、それを最重要種目として、調整もそこにもってくるようにしています。(調整は)中川君だけは全日本選抜があってタイトな日程なんですけど、でも、いつも走っている3人なので本番にかけてもらうしかないと思っているんですけど。1、2走はこちらに来てから、アジア選のよさを維持しているし、もっとよくなっている感じがします。今日しか3人で練習するしかない状態なので、あえてやっても逆に苦しいんじゃないかということで、だったら体調を整えることを重視しようということになりました。
(脇本選手の怪我は)日本にとっても、ものすごく痛いことなんですけど、…幸いというか、ポイントが現時点では4位ということで、すぐ下にマレーシアがいるんですけど、中国とは大きく離れているので、大丈夫じゃないかということで、脇本君の変わりに誰を出すかということになると河端君か中川君しかないんですけど、そこに出すよりはスプリントに集中してもらおうということで、今回はケイリンは一成君に頑張ってもらいます。雨谷君が点数があれば出したかったけど、参加だけでも大きいですからね。残念だけど、ケイリンは一成君にチームリーダーに頑張ってもらおうと思います。
 まずはチームスプリントで順位をあげてほしいと思います。石井がアジア選で調子をあげているので、石井にこれからも含め、頑張ってほしいですね。加瀬がもしかしたらケイリンに出れたら、加瀬は世界でもレースを作れるし、最低でも準決勝に出てほしいと言ってあります」

飯島誠コーチ
「女子の団抜きは今まで走ってきて、自分たちのベストの走りが出来なかったので、もちろんタイム、順位も大事ですけど、自分たちの持っている力を出し切ることを一番大きな目標として、その結果として日本記録が生まれたらと思います。まずは全力を出し切ることを指示しています。今まで3回ワールドカップを走るってなかったことなんですよ。時差や、遠征などで力を出すことが出来ていなかったので、それが3戦走って、自分たちで組み立てをすることが出来てきたので、期待しています。
 窪木はポイントで、オリンピック種目じゃないですけど、こういう走る機会はなかなかめぐってこないので、この機会にもう一つ上のレベルに成長してほしいですね。
 (塚越をキャプテンにしたのは)初めての大舞台で緊張しちゃうんですよね。塚越は本来の力を出せれば、いいパフォーマンスが出来るので、今まで自分が頑張らなきゃって自分だけを意識していたのを他の選手の面倒も見ろということで、お姉さん的なところがあるので、逆にプレッシャーが上手く散ってくれて、いい感じで走ってくれているのはありますね。そこが狙いです。
 日本チームの最初の種目になるので、日本チームにいい風、いい勢いを送りたいと思います!」