第24回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)優勝は園田匠選手！

武田豊樹選手が初っ端から、番手狙いの競走で、脇本雄太選手の金子貴志選手を競り落とし、金子選手は神山雄一郎選手の後ろについて、その後ろからじっくり前を見て空いているところに突っ込んでいったのが園田選手でした。

ゴール前の鋭い追い込み脚は見事でした。

師匠の吉岡稔真氏とは全く違う脚質ですが、本当に見事だったと思います。

念じて常に努力を忘れなければ、思いは叶う。

なんか良いですよね。園田選手が格好良かったです。

それと色々な意見はあると思いますし、作戦がどのようなものだったのかは知りえませんが、終わってみればの話で、個人的な意見では、北日本は4車まとまらなくても良かったのではないかと思いました。

結果論ですから何とも言えませんが。

決勝レースフォトダイジェスト

残り2周半


残り2周前2センター


残り2周

打鐘

残り1周

最終バック


ゴール

ダッグアウトから

■11レース

●優勝の園田匠

「自分の中で33歳でタイトルを獲るって思っていて、最後の挑戦で獲れたので、自分の計画通り出来たので、師匠（吉岡稔真）に恩返し出来たかなと思います。それと家族に迷惑をかけてきたので、嫁にありがとうって言いたいです、普段は言えないので（笑）。それと両親に感謝したいですね。落車ばっかりでも、ケガしないのは丈夫に生んでもらったおかげなので。

　（レースは）大塚（健一郎）さんや小倉（竜二）さんらが前日、アドバイスをくれて、それを参考に考えて走りました。どんな展開であれ、内を突くつもりでいました。ゴールした時は、獲ったと思って、ガッツポーズしたけど、お客さんの反応がイマイチだったので、『あれ？　やっちゃったか…』って半信半疑になりました（笑）。

　次の目標は師匠の獲れなかったオールスターを獲ることが一番恩返しだと思うので、頑張りたいと思います。これからも、タイトルを意識せず、自分らしい走りをしていきたいと思います」

●2着の武田豊樹

「早めに行き過ぎましたね。でも、しょうがないです…」

●3着の神山雄一郎

「あのメンバーで、あの展開で、僕も脚が余ってなかったですね。でも、武田君につききって、園田君に差されたけど、武田と2着、3着で頑張れたかなと思います。優勝するには何か一つっていう感じですね」

●4着の菊地圭尚

「自分なりに、あの展開からあそこまで詰めれたので、もう少しコースを厳しく見つけられればよかったと思います。また、その辺も色々と勉強して、“日々、勉強”で頑張りたいと思います」

●先行し、5着の脇本雄太

「組み立てが甘かったですね…」

●6着の渡邉一成

「僕はもう新田君の後輪だけ見ていました。新田君も相当プレッシャーを感じていたと思うし、でも、新田も僕が後ろだったから安心して仕掛けられないって部分もあったかもしれないので、そういった面ではいいアシストが出来ませんでしたね。打鐘で新田の脚なら行けていたと思う、結果論ですけど、そこで仕掛けていれば北日本で決まっていたんじゃないかと思います。特別の決勝は、…勝ち上がるのは難しいけど、あっという間に終わってしまいますね。チャンスをものにできなかったのは今の自分の力だと思うし、また練習して、頑張りたいと思います」

●7着の金子貴志

「（脇本の番手を取られたあと）武田さんはすぐ出て行くのかと思ったし、自分が追い上げたら、新田を連れてきちゃうかなと思ったんですよ。どこで追い上げようかって迷っている間に脇本が駈けました。せっかく先行してくれたのに申し訳ないことをしました。最終バックでは武田さんのところまで行こうと思ったけど、行けなかったですね。最悪、フタ出来ればと思ったんですけど、脚を使っていたのとワッキーがかかっていましたね」

●8着の伏見俊昭

「苦しいレースだったけど、でも、久しぶりに特別の決勝に乗って、いい雰囲気を味わえたので、また頑張ろうって気持ちになったので、もうちょっと高いレベルで戦えるように鍛えなおしてきます」

●9着の新田祐大

「決勝戦は全然ダメでした…。普通に走れば、何も問題なかったんですけど、気持ちのスイッチが上手く入らなかったのが敗因になってしまっやので、そこをきちんと修正していかないとダメですね。見ている人たちにはわからない部分で、そうなってしまったので、そこを次に走った時に同じ過ちを犯さないように気をつけます。今回は修正点がいっぱいあったので、修正していきます」

●不動會練習仲間の小川勇介

「今回は仕上がっていましたね。宿舎でも仕上がってましたね（笑）。自分も刺激になったし、僕だけじゃなくて、九州勢の刺激になったと思います！」

写真はレースVTRを見て、園田の優勝を確認し、『やったぞ!!』と喜ぶ九州勢。