本日は麻雀マスターズ決勝、13:00スタート
決勝は半荘5回を戦い、最もポイントが多かった人が優勝です。
タイトル戦は勝者と敗者にどえらい差があります。
そのため対局者全員が優勝しか目指さない。そのようなステージでは――
対局者の打牌選択傾向も、勝利への最適戦略も普段の麻雀とは違う
不特定多数の人と戦いトータルの成績を競う麻雀と
特定の人と直接対決で勝敗を決する麻雀では質が違うということです。
前者であれば「期待ポイント最大」になるように
後者であれば「対戦相手をこ○す倒す」ようなイメージになりますね。
例えばある選択を複数回試行した時――
「選択A」 1143144112
「選択B」 2234133223
「選択A」と「選択B」の結果、最終的にこのような着順分布になったとしましょう。
天鳳では「選択B」が望ましく、タイトル戦の決勝では「選択A」が望ましい。
相手のリーチや仕掛けに自分の勝負手をぶつけたり、相手の手を潰しにかかる。着順落ちのリスクが大きくても、トップのリターンや打点を追求するなどが「選択A」
大きなリスクを避けるようにするのが「選択B」といったところでしょうか。
勝つ人は少なからず危ない橋を渡ってる
長年競技麻雀をやってきて、何度も何度も負けて得た経験
何人もの勝者を見てきた経験上、今のような麻雀になりました。
石川さんのリーチに対してこの9m。
いくら親番とはいえ、この点数状況ならプロ協会のリーグ戦でも勝負しないと思います。
こうなったらもう最後まで押しますね。
評価ポイントの違いも押す大きな理由の一つです。
マスターズは30000点持ちの30000点返しに5-15の順位点。
トップボーナスがなく、1着順で10ポイントずつ差がつく評価ポイント。
12000点の加点のほうが1着順アップの加点よりも大きいのです。
ツモアガリは全員と16ポイント差、出アガリだと放銃者と24ポイント差です。
そう考えるとこのルール、親のマンガンテンパイはなかなか退けませんよね?
何を切りますか? 少し悩みましたが手役を全て追ったら打5pになりました。
これはタイトル戦無関係。赤無し麻雀の通常モードです。
ポイント上位2人が勝ち抜け条件、この点数状況におけるリーチの抑止力は抜群です。
リーチでも良かったのですが、手牌と巡目がまだ決定打を狙えといっている。
9pは2枚切れ。しかし「この待ちになったらリーチ!」っていうのがありますね。
この場合は自分の捨て牌的に、カン8p待ちと1mシャンポン待ちが狙い目です。
だったら打4sでテンパイを外せばいいじゃないか――
シャンポンリーチを目指すなら打4sのほうがいいですね。しかし3sツモのピンフリーチ、5sツモのフリテンリーチ(A)6s、9sツモのシャンポンリーチ(B)
そうなる可能性はほぼ互角ですよね?
テンパイ外しの選択は(A)と(B)の比較で(B)よって打9sということです。
こんな片シャンポンでリーチするくらいならカン5s待ちで即リーチだろ?
確かに(笑)テンパイを外したときは1pが2枚切れ、この時点では3枚切れ(仕掛けてない)決定打率が低下したのと、巡目的な猶予の問題でリーチにしました。
一貫性とはよく耳にする話ですが、一貫しているのは打点狙いではなく勝利条件を満たすことです。少しでも状況が変われば、狙いも変わってくるのは当然なのです。
ラス目白鳥プロのリーチに対して白ポンテンの3900は取りません。
直後にテンパイしましたが――
ドラ8p切りで追っかけました。ここまでの対戦印象で白を打った中川プロは、リーチに対する押し引きをハッキリさせるタイプだと思っています。
現物の1pを手出し後、割とあっさり初牌の白を手出ししました。だだの1枚切れならこんなことはしませんし、白がツモ切りだとしてもこんなリスクは負わないでしょう。
結果は落選でしたが、中川プロからのトイツ落とし狙い。
直対の相手からマンガン直撃を獲るイメージ。タイトル戦決勝専用の選択です。
1000点で局を流せばトップ濃厚―― と思うのは普段の麻雀です。
白鳥プロ、石川さんをリスペクトしているからこそ、ここはリーチの一手です。
一発ツモで1300-2600になってもなお
2人にはオーラスでかなり点差を縮められましたからね(汗)
対戦相手の狙いが違えば、最適戦略も変わる。
今日の決勝は特にそうです。進撃のマスターズ決勝、乞うご期待ください!
普段の天鳳でも押してるよね?
いや、さすがにここまでは―― やってないと・・・・思います(小さい声)
準決勝のTSシフトはこちらから
コメント
コメントを書くお疲れ様でした。
この記事を改めて読むと、
本戦への意気込みを
強く感じました。
それだけに、本当に悔しいです。
次は絶対に白鳥さんを倒しましょう!
次回も必ず応援します!
。・゜・(ノД`)・゜・。
いつもありがとうございます
応援ありがとうございました! 次回は期待に応えられるよう頑張ります!