木原 浩一さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
※今日の記事は過去記事転載です 麻雀は他家の選択によって自分が得をしたり損をしたりするゲーム 麻雀において基本中の基本である考え方ですね。 そんなことわかってるよ!! というあなたも―― なんでそんな牌を打つかなー? と、横移動によって自分の着順を下げられてボヤいたり そんな手で全ツしてくるのはありえねーだろ! と、自分のチャンス手を潰されて怒ったり そのように思ったこと、感じたことはありませんか? あるある 負けて悔しい気持ちはよくわかります。 何かに八つ当たりしたくなる気持ちも理解はできますね。 その昔、あるタイトル戦の予選でこんな話がありました。 予選最終半荘、若手プロのAさんは予選通過確定です。 ベテランプロのBさんはトップを獲れば通過という条件でした。 オーラスはBさんが微差のトップ目で迎えます。 2着目Aさんとはノーテン罰符で逆転するような点差でした。 Bさんは放銃をケアし、最後までテンパイすることができませんでした。Aさんは無邪気にゼンツしてテンパイ。流局後にテンパイを宣言してBさんのトップをまくりました。 対局終了後、ベテランプロBさんは 若手プロAさんに向かって、こう文句を言ったそうです。 テンパイする必要ないじゃないか!ありえないだろ! ・・・みなさんはこの話を聞いてどう思いましたか? ありえないくらいカッコ悪い ですよねw 麻雀はある選択によって誰かが有利になったり、その他の誰かが不利になったりするゲームです。 Aさんがノーテンで伏せたらBさんは通過することができますが、その割を食って他の誰かが通過できなくなってしまうのです。 ありえないのは他人の打牌選択でしょうか? 違いますよね。 本当にありえないのは、 負けたことを他人のせいにしてしまうあなたの性根 なのです。 大の大人がこんな発言をしていたらみっともないですよ。
このブログマガジンは、オンラインネット麻雀「天鳳」の最高峰である「天鳳位」を、現役のAリーガープロ雀士である私こと木原浩一が、本気で目指し日々奮闘する様を描いた自戦記、「天鳳」の実戦譜を使った戦術論、麻雀に関するコラム&エッセイ等を、思いつくままに徒然と更新していくものです。
自分もベテランプロBさんのようなことを思ったことがあるので、反面教師にしたいですね。
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