最強戦ファイナルの決勝、オーラスのシーンです。 全員が優勝を狙っているという前提で考察しましょう。 下家の新井プロは多井プロからの５２００直撃、あるいはハネマンツモ条件。ドラ含みのカンチャンターツを払っていることから、おそらくマンズの染め手が本線。 対面の井上プロは国士無双狙いからの ベタオリをしている模様、次局に期待といったところか。 上家の本田プロは チーからの トイツ落とし、タンヤオっぽいですね。残りの牌姿はマンズとソーズで多く構成されているのではないかと予想できます。 が４枚切れです。新井プロはピンズを持っていない。 井上プロも後からピンズを引かされた可能性はあるがほぼ持っていない。 本田プロも大体マンズかソーズでしょう。 つまりピンズ待ちは、 どちらに受けたとしても絶好の受けに見えます ね。 見た目の枚数は ３対 ３、完全に互角です。 さて、みなさんはどちらの待ちでテンパイに受けますか？ 多井プロの選択は打 でした。もしも完全に互角だとしたら 万が一を考えて、リーチに現物の打 としそうなものじゃないですか。 ということはこの待ち取りの比較、多井プロの目には 互角じゃなかったということです。それはなぜでしょうか？ 本田プロの初動はドラ の両面チーでした 少し逡巡していましたね。ここから のトイツ落としです。 さらに をチーしてドラの２枚使いを晒しています。 もしも単純な からのドラ チーで タンヤオに向かうのならば、そこまで躊躇わないのではないか？ 躊躇うとしたらもっと複合形のケース がトイツの もあるかもしれない。 これが多井プロの考察です。だとしたら のシャンポン待ちに受けるよりも、 の両面に受けたほうが勝率が高いと判断したのでしょう。 そ、そうとも限らないじゃないか！ はい、読みの話をすると必ずといっていいほど 反例を出して、このように怒りだす人がいますよね。 麻雀は確率のゲーム ペンチャンと両面、どちらを引く確率が高いかは計算しなくてもわかるでしょう。確率の高い方を選択しても外してしまうことも多々あると思います。 対戦相手の見えない手牌や、見えない残りの山を読むということは「ゼロか？１００か？」「白か黒か？」という話ではなく １％～９９％の間の話であり「白寄りのグレーか？」「黒寄りのグレーか？」という麻雀における確率の話なのです。 そう考えると、多井プロの考察が仮に外れていたとしても、確率の高い方を選んで外れてしまう。麻雀ではよくある話ではないでしょうか？ 多井プロといえばつい最近、SNSで少し暖を取っていましたね。 麻雀負けてる人は勉強不足。勝ちたかったら相手を研究するとか勉強するしかないのよね。他に方法を知らない　※多井プロのツイートより引用 多井プロはこの２択を的中させるために 今まで相当な時間を費やして練習してきたことでしょう。 僕にはこのアガリが 「ホントにみんな麻雀を勉強してるの？オレくらい練習して、研究してから文句言ってくれよ！」 という主張にもみえました。 いや、本人はそんなこと１ミリも思っていないかもだけど(笑) とにかく本当にカッコ良かった。多井プロ、おめでとうございます！ 【多井プロの凄い話　番外編 】 同日僕は生放送をやっていたので それが終わってから多井プロにラインしたんですよ。 そしたら最速最強で返事がきましたね(笑)　多井プロの人脈を考えると、見当もつかないくらい多数の「おめでとうライン」を受けていると思うんですよね。 その全部にこんなに早く返信してるのか・・・と思ったら凄くないですか？　そういえば多井プロはタスクを終えるのもメチャクチャ早いです。 きっと夏休みの宿題も早めに終えるタイプなのでしょう。とてもB型にはみえないですよね？　これでまた 血液型性格診断 の矛盾をひとつ指摘することができました。ふふん 多井プロといえば Youtube もやっています。 最強戦の試合後、24時過ぎから生放送をやってましたね。 全身全霊をかけた試合後。想像を絶するほど メチャクチャ疲れているはずなのに、マメだなぁ・・・・ と思ったのですが、右隅の時間表示―― ！！！！！ え？？？　嘘でしょう？？？ ６時間半以上も生放送をやってたの？？？ ※注　彼はメチャクチャ疲れています 朝の４時にはテトリスを―― ※注　彼はメチャクチャ疲れています 朝の５時には雀魂の友人戦を―― いやいや、もう寝ろし！ てか凄くないですか？　僕なら家に着いた瞬間もう疲れすぎて、間違いなく一瞬で気絶していますね。僕と多井プロとは同い年のなですが メチャメチャ体力あるやんこの人！ 虚弱体質なんて絶対ウソだろ？？ 麻雀の技術も真似できないのは間違いないですが、この行動力のほうがもっと真似できないですね。改めて多井プロは凄いなーと思いました。 多井プロ、おまえがNO.1だわ！