木原 浩一さん のコメント
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今日から始める新コーナーは「話題の選択」です。 主に Twitterで話題になっている麻雀の話 を取り上げます。 みなさんも取り上げてほしい話題があれば 遠慮なくコメント欄に書き込んでくださいね~ 今日の話題は園田選手の 上位リーグの人で 切る人はいない です。 この発言を聞いて「麻雀の強い人で を切る人はいない」と、脳内で勝手に変換している人がいるようですが、それはたぶん誤解だと思います。 10年前の園田選手なら間違いなく を打っていた 僕は園田選手と2年以上同じ雀荘で 働いてましたが、当時から麻雀は強かったです。 木原「賢の麻雀もずいぶん変わったねぇ~」 園田「僕も奥ゆかしい麻雀を打つようになったんですよw」 なんて冗談で言ってましたがw 決して 強い人は を切らない―― という意味ではないと思うんですね。 これは天鳳のデータです。副露率は平均35%弱 フリー雀荘の東風戦だと副露率はもっと高いかもしれません。 これだけ副露率が高いステージならば 決着巡目が早くなるケースも相当多いでしょう。 園田選手が今戦っているステージは 最高位戦リーグ戦だったり、Mリーグだったりします。 Mリーグの平均副露率は20%程度、最高位戦の 副露率は知りませんが、観戦したことがある人ならば 副露したらとんでもなく遠い手を狙うだとか長打狙いの選択が多く、安手の早期決着が極端に少ないことがわかるはずです。 ドラ 3巡目にこの牌姿なら、 切ったって 切ったって、両方アガリはあるじゃないですか。 バットを長く持った方がより遠くに飛ぶし 助走距離が長い方がより遠くに飛べるって聞いた そのような相手とばかり戦っていると 麻雀も変わってくるし、最適戦略も変わってきそう。 おそらく10年以上に及ぶ競技麻雀人生において、 を払っても間に合うことが多いという、園田選手の経験則ではないかと。 ドラ2含みで先制リーチを打てたら強いですよね。好形率を高めた方が確実に打点は上がりますし、めくり合いになった時の勝率も上がりますよね。 双方の選択にメリットがあり、デメリットが存在する。どちらかの選択が絶対だ!と考える人は、一方のメリットだけを妄信しすぎな気がしますね。 あるいは副露率が低く、守備力も高い、長打狙いの強者が集うステージで、戦った経験がない井の中の蛙なのではないでしょうか? ちなみに僕は 切りますけどね ツモ を引いてから ペンチャンを外し始めたとしてもいいんじゃないかなー。 あ、そういうえば僕は 上位リーグ―― じゃなかったかもしれません・・・ 6月23日の天凰 2-0-0-0 3135/3600 6月23日の雀魂 1-0-1-0 14.0/20.0 最高位戦classic 圧倒的敗北
このブログマガジンは、オンラインネット麻雀「天鳳」の最高峰である「天鳳位」を、現役のAリーガープロ雀士である私こと木原浩一が、本気で目指し日々奮闘する様を描いた自戦記、「天鳳」の実戦譜を使った戦術論、麻雀に関するコラム&エッセイ等を、思いつくままに徒然と更新していくものです。
ドラ無しならばなおさら愚形リーチの価値が低いのでペンチャンを外しそうですね。
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