基本中の基本 他家の選択によって自分が得をしたり損をしたりするゲーム
「なんでそんな牌を打つかなー?」
横移動によって自分の着順を下げられボヤく人。
「なんで全ツしてくるかなー?」
点数状況的、アガリ確率的に不利な状況であるにも関わらず
他家に猛プッシュされて、自分のチャンス手を潰されてしまうこと。
絶好に見えるカン4m受けを5mの加カンにより消し、純カラの3m単騎。
確かに打点はハネマンに上がりますが、この選択はどうなのか?というと疑問手ですね。
「ありえない」という言葉は「この選択が有利ではありえない」
という意味であって「実際に起こりえない」という意味ではありません。
ありえないプッシュのせいで負けた! ありえない放銃のせいで負けた!
目の前で起こっている出来事を「実際に起こりえない」はおかしいでしょ?(笑)
他家の放銃、他家の損な選択によって
自分までもが不利益を被ってしまうのは麻雀では極々ありふれた話です
現役麻雀プロがガチで「天鳳位」を目指すブログマガジン
他人のせいにしないこと
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コメント
コメントを書く小倉プロが優勝した第7期雀王決定戦、最終戦オーラスでたろうプロがリーチ宣言したために達也プロが逆転優勝出来なかったことはあまりにも有名ですよね。対局後達也プロは「ありえない」とたろうプロに文句を言ったそうですが、
僕は残念すぎて「子供か」とは思えません。またたろうプロもルール違反をしたわけではないので全く非難することはできません。
木原さんが達也プロの立場だったら思わず文句を言ってしまいますか?
僕なら文句を言ってしまうかもしれないです。
またたろうプロの立場ならリーチ宣言しますか?
僕なら次局役満ツモ直条件ならしますが、この時はトリプル役満直条件だったので勝負を二人にあずけたと思います。
今期の決定戦も7期に負けないくらいの熱い熱い闘牌期待しています!
僕はその日、鈴木たろうの採譜をしていたのでよく覚えてますよ。
話に尾ひれがついて伝わっているようですが、達也がたろうに言った言葉は批判ではなく、リーチしたその理由を聞きたいと―― ただそれだけです。
オーラス、本当にたろうは苦しそうに打ってましたよ。本人もそんな決着は望んでなかったと思います。さぞかし無念だったでしょうね。終わったあとは少し声を震わせながら自分の考えについて話してましたよ。
その姿を見てその場にいた人はその決着に誰も文句を言いませんでした。たろうの真剣さは嫌というほど伝わったからだと思います。達也もそれ以上は一言も話していませんよ。むしろ勝手に流局終了と決めつけたことを反省していましたね。
僕はたろうの立場でアガリにいくことはありませんが、決定戦における選択の意志決定は「決定戦に進出したものだけの権利」だと思っています。他人が口を挟むべきでも同卓者が文句を言うべきでもないと考えます。
そうだったんですね、協会の観戦記をみて凄い戦いだったんだなと思ったのですが、
考えてみればあのファンタジスタが文句など言うはずがありませんよね!
木原さんがその場にいたことは知っていたので詳しく知りたかったんです、ありがとうございました。