木原 浩一さん のコメント
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2・疑心暗鬼 例えば役牌バック、 他家と持ち持ちなのではないか 印象系のミス は誰しもあります。過去に麻雀で起こった強烈な良いこと 過去に麻雀で起こった強烈な悪いこと。みなさんの記憶に深く残ることでしょう。 詳しくは最終章で話します。 とりあえずここで「持ち持ちではないのか――」と思った人に言いたいのは 持ち持ちだった結果だけを覚えずに、持ち持ち じゃなかった時も覚えておけ! ということです。 自分の印象と実際の確率、合ってないこともあるのではないでしょうか? ペンチャン、カンチャンは埋まりにくいのではないか 確かに両面に比べて埋まりにくいです。それは1つしか受けがないからですね。 だから浮き牌にくっつきを求めたい。流石にこの牌姿ではないとは思いますが―― あなたは「埋まりにくい」という先入観から パッと反射的にペンチャンターツを払ったりしていませんか? これなどが反射的にペンチャンを払ういい例でしょうか。 ではこう考えましょう。1つしか受けがないから埋まりにくいのでしょう? この場合はペン3mとペン3s、 合わせて2つの受け です。4-7mとペンチャン×2。その他の両面と ペンチャン×2、それぞれ 埋まる可能性は互角 です。 カン8pとペン3sの両面待ち と考えてみましょう。 そうするとほら!だんだんペンチャンを残したくなってきたでしょう? ペンチャンを払っても良い牌姿も挙げておきましょう。 ペンチャンを払ってもシャンテン数が落ないこと、打点が狙えること 。 このどちらかに該当するなら払ってしまっても大丈夫です。 待ち牌が山にないのではないか そう考える人に僕から質問です。 あなたの読みはそこまで鋭いのですか? リーチは打点を上げる大事な手段です。 目の前には確実なテンパイ、リーチをかければ確実な打点アップ、それを放棄するほど 手牌読みに自信があるのでしょうか? 「ほら見ろ木原!山に無いじゃないかー!!」 木原「あ、ホントだー・・・・」 木原「で? それが何か??」 ということです。 山になければアガれないわけでもない ですよね? 自信のあるリーチなんて3割もありません。リーチ判断基準は自信の有無ではなく。 曲げた方がマシか? 曲げない方がマシか? この比較です。 ちょっとでも「曲げた方がマシ」と思えるなら全部リーチで構いません。 曲げない理由を「何となく――」ではなく 論理的にキッチリ説明できる場合のみダマテン、またはテンパイ外しを許します。 鳴かれてしまうのではないか え? 誰に誰に? そんなデータでもあるんですか? 当たってしまうのではないか 大丈夫、ここは 8p が4枚切れです。 どんな選択にもリスクはあります。 8s の方が放銃リスクは高いですし、ベタオリしても失点のリスクはあるのです。 この程度のリスクなら勝負したほうがマシ! 判断基準としてはそんなものです。 何となく・・・・ そう、この「 何となく・・・ 」が大きな傷なのです! 目に見えている情報と、目に見えない情報、どちらを優先して考えるべきか 比べるまでもないですよね? 1・自意識過剰 2・疑心暗鬼 ときて、次回が最終章です。 「特上民が陥りやすい3つの罠」大事な話ですよ~ 続く
このブログマガジンは、オンラインネット麻雀「天鳳」の最高峰である「天鳳位」を、現役のAリーガープロ雀士である私こと木原浩一が、本気で目指し日々奮闘する様を描いた自戦記、「天鳳」の実戦譜を使った戦術論、麻雀に関するコラム&エッセイ等を、思いつくままに徒然と更新していくものです。
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