いっそ殺してくれと思う人もいるかもしれない
先日こちらの記事でご紹介したようにゾンビが大量発生し、世界が終わってしまうなんていうことは、意外と現実的にありえるかもしれません。それ以外にも、食料不足や核戦争、宇宙人襲来だって我々の世界を終末に導くきっかけとなるでしょう。
では、世界が終わりを迎えた時、あなたはどうするでしょうか? 映画の中の登場人物のように生き残りをかけて戦うでしょうか? 以下では、このテーマについて「io9」に書かれた記事を元に、(筆者独自の解釈もちょっと交えながら)考えてみたいと思います。
まずは前提としてどんな終末世界かを設定しておきます。本当のところは、『マッドマックス』や「『北斗の拳』のような、核の炎に包まれた超やべぇ終末世界について語りたいところではありますが、(元の記事にも合わせて)今回の記事で取り扱う終末世界は、「現代よりちょっと荒れて、生きていくのが厳しい世界」としておきましょう。
ちなみに、元の記事の著者であるキース・ベローネスさんは、先ほど挙げた『マッドマックス』のような世界では、自分は数ヶ月以内に死んでしまうだろうし、メガネが壊れたらそこで即終了だと、若干弱気な発言をしています。僕だったらすぐにモヒカンにして、ガン=カタを武器に戦う準備ができているんですが、皆さんはどう...いや、今回はそういう話ではないです。すいません。
とにかく、今回の話で言うところの終末世界は、ライフラインや政府機能などは死んでしまっているものの、モヒカン頭でスパイク付きショルダーパッドを装備した略奪者が、武装トラックに乗ってあなたを襲いに来るほどまでは行っていない世界だと思っておいて下さい。
そしてこれから紹介する、終末世界のポジティブな面とネガティブな面を読んで、本当にそんな世界で生きていきたいか考えてみて下さい。
まずは早速、ネガティブな面。キースさんは、まず「情報へのアクセスが出来なくなる事」を挙げています。我々の住む便利な世界では、気になったことがあればインターネットなんかを使って簡単に調べることができますが、ライフラインが絶たれてしまえば今のように、キーボードを叩いたり、Siriに聞いて調べるなんてことはできないのです。
「クックパッド」にあるような料理のレシピ(限られた食糧を美味しく生かすのは大事)や、Google Mapにあるような地図の情報はもう手に入らないのです。言い換えれば、こういう世界では人に記憶されている情報や技術が非常に大事になるでしょう。
続けてキースさんが唱えるネガティブな面は、通信手段が無くなったり、物資不足によって発生する恐怖や餓え、権力争いに起因する耐えられない沢山の悲劇。例え頭がモヒカンじゃなくても、略奪や殺し合いは発生してしまうでしょう。
そして、そういった略奪や殺し合いを避けるために、日夜問わず守りを固める必要がありますし、毎日危険を犯して何らかの形で食料を確保する必要があります。こういう形で日々がより危険になるというのも、ネガティブな面であるとキースさんは指摘します。
しかし、見方を変えればポジティブな面もあります。信頼出来る友だちや家族など平和的な人々に囲まれて生活していれば、法と秩序を取り戻す過程で、自分のイメージに合った理想の社会を作り出すことができると、キースさんは言います。
確かに、誰かがリーダーとなり、その人中心に社会が築かれていくことでしょう。ただし、『Fallout3』に登場した「デイブ共和国」や「アンデール」のような社会になってしまうかもしれません。とにかく社会の再構成に挑戦することは、人類の未来のためにも大事なことです。
また、キースさんは、現代社会の無意味なストレスからも開放される、という点もポジティブな面として挙げています。メールのチェックやプレゼンに追われることもなければ、100年以上続く地政学的争いもありません。見方を変えれば生きやすい世界かも。
さて、今までご紹介したポジティブな面とネガティブな面を踏まえて、皆さんは終末世界で生き延びていきたいですか? 新たに世界を作り出すのはあなたかもしれません。モヒカン頭にするかどうかは別にして。
個人的にはそんな世界になっても死にたくはありませんね。ハイテク・ガジェット好きなので、生きていくのは辛いかもしれませんが、使えるかどうかすら怪しいそういうものを探して歩きまわるのも、コレクター魂に火がついて楽しいかもしれません。あ、もちろんモヒカンでね。
あなたは終わりを迎えた世界の中でも生き延びていたい?終末世界のいいとこ、いやなとこ[Kotaku Japan]
Would you want to survive the end of civilization? [io9]
Fallout 3 [公式サイト](画像)
(傭兵ペンギン)
コメント
コメントを書く畑とか耕してまったり生きていけるなら終末世界でもいいかもしれませんね…
あ、私はガスマスクと魚肉ソーセージを装備してVSSを武器に戦いますね
まさに弱肉強食の世界の実現か、死ぬか生きるか、食うか食われるか
僕はそんな世界でも生きてい見たいですね。
死ぬ確率は高いだろうけど、所詮その世界では皆の人生ハードコアでマストダイだろから、今の現実より生きてる感じはするだろな。
人生の意味なんてどうでもいいけど、せめて自分が生きたことに誇りを持ちたいな