上に見えるのは、ポップカルチャーにおいて最も印象的なロゴの一つと言っても過言ではない『スター・ウォーズ』の初期ロゴです。そんなディズニーブランドのこのフランチャイズ、今でこそ統一されたロゴですが、遠い昔はかなり数多くの別バージョンのロゴが使われていました。
以下で、その変化の歴史をご覧ください。
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名称からして元々「The Star Wars」だったものから「Star Wars」へと代わり、フォントもFuturaからHelveticaに。昔からのファンの方ならば、映画1作目である『エピソード4 新たなる希望』の初期のプロモーションに使用されたロゴには、複数のバリエーションがあることは(当初は「エピソード」の表記もなかったことも含め)ご存知でしょう。
現在のロゴに近いものになったのは、ジョージ・ルーカスさんに依頼されてスージー・ライスさんがデザインしてからです。ルーカスさんに「とてもファシストな」感じのロゴを頼まれて、作られたのが現在まで使われているHelveticaベースのロゴです(英語で書かれたロゴが出来上がるまでの詳しい話はライスさんのウェブサイトで読めます)。
SとT、RとSがひっつき、Wの両腕は垂直に伸びたライスさんのデザインから、ILMのコンセプチュアル・アーティストであるジョー・ジョンストンさんが修正を加えたものが映画に使用されています。
「W」の真中部分のとんがりは平たくなり、腕を外向きに開いた形になります。その後、マーベル・コミックが『スター・ウォーズ』のコミック版を出す際に、小さな変更が加えられます。スタン・リーさんから「マーベルっぽくないスタイルだ」という指摘があり、レタラーのジム・ノヴァックさんが修正。「W」の中心がとんがりつつも、腕は外向きに開いた形となり、このバージョンもよく使用されていたようです。現在公式サイトStarWars.comで使用されているロゴは、ライスさんのデザインベースにジョンストンさんがアレンジしたものにとても近いのだとか。
レタリング系ブログTenth Letter of the Alphabetでは、これまでのロゴの移り変わりを多数の画像とともに見ることができますので、奥の深いレタリング/ロゴの世界を知りたい方は是非ご覧ください。
また、Kotaku Japanでは以前バットマンのコウモリマークのロゴの72年間の移り変わりも取り上げているので、そちらもどうぞ。
Anatomy of a Logo: Star Wars[Tenth Letter, via Boing Boing via Kotaku]
(abcxyz)
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